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オーディオNAS「Soundgenic」に3TB HDD+Wake on LANのハイグレード(HG)版
2018年6月20日 12:37
アイ・オー・データ機器は、オーディオサーバー/NASの「Soundgenic」に3TBのカスタム仕様HDDを搭載したハイグレードモデル「HDL-RA3HG」を6月末より発売する。価格はオープンプライスで店頭予想価格は54,800円。
オーディオサーバー利用に最適化して設計したNAS。同社のオーディオサーバー「fidata」のソフトウェア技術を継承し、USB DACと組み合わせることでネットワークオーディオプレーヤーとしても利用できる。iPhone/iPad用のコントロールアプリ「fidata Music App」にも対応する。
従来のHDDモデル「HDL-RA2HF」は2TBだったが、HDL-RA3HGは3TBに拡張。HDDもfidata HFAS1シリーズと同様の「WD AV-GP」カスタム仕様品とすることで振動を大幅に抑制し、音への悪影響を排除。樹脂筐体にも制振対策を施した「Soundgenic ハイグレードモデル」と位置付け、型番末尾にHG(ハイグレード)を追加している。2TBモデルは実売3.5万円のため、3TBのHGはプラス約2万円となる。
またHGモデル限定の機能としてWake on LANをサポート。音楽を聴きたいときに、iPad/iPhoneのfidata Music Appから本体の電源ON/OFFができる。
筐体内部は1.2mm厚の板金を採用し、剛性を向上して振動を抑制しながら効率よく熱を分散。ファンレス設計により静かなオーディオ環境を実現する。外部振動を抑えるゴム足や、LEDの輝度を抑えるなど、音楽鑑賞に最適化した設計を行なっている。
メディアサーバーは「Twonky Server 8」を搭載。DLNAやUPnP AVに準拠した各種ネットワークプレーヤーと組み合わせて利用できる。
また、SoundgenicのUSB端子にUSB DACを接続し、USB DACをネットワークプレーヤーとして利用可能。プレーヤー機能はOpenHomeとDMRの2つのモードを備え、設定画面上でモード切り替えや対応アプリを利用できる
USB接続したCDドライブからのCDリッピングにも対応。またUSB HDDのバックアップも可能で、「音楽の取り込みから再生・保護までをワンストップで行なえる」としている。
e-onkyo musicやmoraからの楽曲自動ダウンロードに対応。スマホやPCで購入したe-onkyoの楽曲をSoundgenicに自動でダウンロードしてくれる。音楽CDをネットワーク上で共有して直接再生する「CDトランスポート」機能を搭載。SoundgenicにUSB接続したBD/DVDドライブ内の音楽CDを再生する機能で、アプリから選曲、ネットワークプレーヤーやUSB DACから音楽出力できる。
1000BASE-TX対応のLAN端子を装備。USB端子はUSB 3.0×1、USB 2.0×1。なお、DTCP-IPや外出先からのリモート視聴/リモートアクセスには対応しない。電源はACアダプタ。外形寸法は168×134×43mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約1.3kg。
なお、6月16~17日に開催された「OTOTEN 2018」会場では、SoundgenicのUSB接続のDSD 22.5MHz対応やウォークマンなどへのUSB楽曲書き出しなども紹介されており、今夏のアップデートで対応予定。