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USB DACをネットワークオーディオ化できるアイ・オーの音楽NAS「Soundgenic」
2018年1月24日 11:00
アイ・オー・データ機器は、ネットワークオーディオサーバー用NAS「Soundgenic」を2月中旬より発売する。「HDL-RA2HF」はHDD容量 2TBで、価格はオープンプライス。店頭予想価格は35,000円前後。また、オーディオ専門店向けに1TBのSSDを搭載した「RAHF-S1」も発売。店頭予想価格は83,000円前後。
オーディオサーバー利用のために、振動の抑制や静穏性にこだわったNAS。筐体内部は1.2mm厚の板金を採用し、剛性を向上して振動を抑制しながら効率よく熱を分散。ファンレス設計により静かなオーディオ環境を実現する。外部振動を抑えるゴム足や、音楽再生中にLEDの輝度を抑えられるなど、音楽鑑賞に最適化した設計を行なっている。
メディアサーバーは「Twonky Server 8」を採用。ジャンルやアルバムを自由に設定できるほか、データベースのリスキャン高速化などで使いやすさを向上した。DSDやWAV、FLAC、Apple Lossless、MP3、AACなどのファイルに対応。対応拡張子はwav、mp3、wma、mp4、m4b、ogg、flac、aac、mp2、ac3、mpa、aif、aiff、dss、dsf。
DLNAやUPnP AVに準拠した各種ネットワークプレーヤーと組み合わせて利用可能。同社のオーディオNAS「fidata」シリーズ用に開発したiOSアプリ「fidata Music App」など、DLNA/UPnP AV対応のアプリからSoundgenic内の楽曲を指定して再生できる。
また、SoundgenicのUSB端子にUSB DACを接続し、USB DACをネットワークプレーヤーとして扱える。対応USB DACはデノン「PMA-50」やiFI Audio「micro iDSD」、ラックスマン「D-05u」、マランツ「HD-DAC1」、OPPO Digital「SonicaDAC」、「HA-1」、クリエイティブ「Sound Blaster X7」など。詳細は製品ページで案内している。
USB DAC接続時のDSDファイルはDoP対応で、11.2MHzまで対応。WAV、AIFFは705.6kHz、768kHzまで対応する。
パソコンからの楽曲転送に加え、e-onkyo musicからの楽曲自動ダウンロードに対応。スマホやPCで購入したe-onkyoの楽曲をSoundgenicに自動でダウンロードしてくれる。また、CD/BDドライブからのリッピングや、USBメモリからの楽曲コピーに対応。CDのリッピングでは、USB接続したBD/CDドライブ内の音楽CDを、本体ボタンを押すだけでSoundgenicに取り込める。Gracenoteのデータベースを用いて、楽曲情報やアートワークも付与される。アイ・オー・データのWi-Fi CDドライブ「CDレコ」用のアプリ「CDレコ」の楽曲も、Soundgenicに保存できる。
また、音楽CDをネットワーク上で共有して直接再生する「CDトランスポート」機能を搭載。SoundgenicにUSB接続したBD/DVDドライブ内の音楽CDを再生する機能で、アプリから選曲、ネットワークプレーヤーやUSB DACから音楽出力できる。
さらにUSB Audio Class 2.0に対応。USBスピーカーをつないで、Soundgenic内の楽曲を再生できる。楽曲の選曲はfidata Music Appなどを利用する。USB HDDにSoundgenic内の楽曲をバックアップする機能も装備。更新された楽曲や追加楽曲だけの差分バックアップにも対応する。
1000BASE-TX対応のLAN端子を装備。USB端子はUSB 3.0×1、USB 2.0×1。なお、同社の他のNAS製品とは異なり、DTCP-IPやDTCP+、外出先からのリモート視聴やリモートアクセスには対応しない。
本体は高級感あるヘアライン仕上げを施しており、ハイレゾロゴも取得している。電源はACアダプタ。外形寸法は168×134×43mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約1.2kg(HDL-RA2HF)/約650g(RAHF-S1)。
また、同社直販サイト「ioPLAZA」で、「Soundgenic」を予約して、購入した人全員にe-onkyo musicで好きな曲を2曲ダウンロードできるクーポンを提供する。
HDL-RA2HF |
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