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オンキヨーと河合楽器が資本提携を解消。業務提携は継続

 オンキヨーは27日、河合楽器製作所との資本業務提携の解消を決定した。河合楽器株式の一部売却により、財務基盤の強化を図る。ただし、両社の業務提携は継続する。

オンキヨー「A-9150」とKAWAI「NOVUS NV10」

 両社は、2015年11月に両社グループの技術力、ブランド力を融合し、また相互の経営資源を補完することで事業拡大を目指すため資本業務提携を締結。その中で、両社技術を搭載したKAWAIの電子ピアノや、KAWAIの楽器の発想を活かしたオンキヨープリメインアンプ「A-9150」などを展開してきた。また、パーツ調達や生産における連携や、アフターサービス等の連携などにも取り組み、「これまでに一定の成果が得られている」という。そのため、「資本提携がなくとも両社にとって支障がないものと判断し、資本提携関係を解消することで合意した」としている。

 オンキヨーは3月31日時点で、河合楽器製作所の普通株式45万500株(5.24%)を所有していたが、18万株を売却予定。オンキヨーは売却により、5.1億円の特別利益を計上する見通し。