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FiiO史上最高音質、ハイブリッドイヤフォン「FH5」。音が変わるイヤーピース
2018年7月10日 11:37
エミライは、FiiO Electronicsのユニバーサルイヤフォン「FH5」(FIO-FH5-S)を7月中旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は37,800円前後。さらに、MMCXのリケーブル3製品も7月下旬に発売する。ケーブルについては別記事で紹介する。
「FiiOのイヤフォン製品のなかで史上最高の音質を実現する」事をテーマとして開発された製品。3基のバランスドアーマチュアユニット(BA)と、10mm径のダイナミック型ユニットを組み合わせたハイブリッドタイプのイヤフォン。
BAユニットは米Knowles製。超高域・高域用に「31082」を採用、これは、従来の「F9PRO」で採用していた「TWFK-30017」から大幅に向上したドライバだという。中域用には「ED30262」を採用。
低域用に、高い持続密度を誇る10mm径ポリマー・ナノコンポジット製ダイナミックドライバを採用。最適化したクロスオーバー・ネットワークと組み合わせ、「それぞれの長所を生かしつつ、つながりの良いフラット・レスポンスを実現した」という。
低域、中域、高域それぞれに個別の音導管を割り当て、3つに帯域分割されている周波数域間でのスムーズなクロスオーバーを実現。優れた周波数応答を実現する「S.TURBOテクノロジー」を使っている。低域専用の音導管は、ダイナミックドライバによって生成される高域成分を適切にフィルタリングするために、音響工学に則った専用設計を採用。歪みの少ない明瞭な低音を再現する。
再生周波数帯域は15Hz~40kHz。能率は112dB/mW。インピーダンスは19Ω。
形状には「TRISHELL構造」を採用。「人間工学に基づいたデザインによって正しく耳に装着すること」を目的としたもので、装着性の良さや快適さだけでなく、ドライバを鼓膜に近づけることで耳の形の個人差に由来する意図しない高音の減衰を低減した。
このデザインを達成するため、5軸のNCによるアルミ・マグネシウム合金の削り出し筐体を採用。異なる素材を組み合わせて強固に固定することで、素材が持つ固有の振動も分散、鳴きの少ないハウジングになったという。
ケーブルは着脱可能で、MMCX端子を採用。入力端子はL字型のステレオミニ。LC-3.5Bというモデルで、導体に銀メッキ単結晶高純度銅を採用。ツイストペア構造によりクロストークや信号伝送損失を最小限に抑えている。長さは1.2m。ケーブルを含まない重量は8g。
イヤーピースは、帯域バランスを重視したもの、低域の量感と応答を重視したもの、ボーカル帯域を重視したもの、計3種類を同梱。それぞれにL/M/Sサイズを同梱。Mサイズのウレタンフォーム・チップも付属する。