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自動作曲ソフト「Band-in-a-Box 26」。WASAPI対応、UI刷新も

 フロンティアファクトリーは、カナダPG Musicの自動作曲・伴奏作成ソフト「Band-in-a-Box 26 for Windows」を発表した。8月29日にダウンロード販売を開始し、基本機能を備えた「BasicPAK」の価格は10,000円。約2,800種類の伴奏素材などを収めた「MegaPAK」(20,000円)と、約100GBのコンテンツを収めた最上位「EverythingPAK」(35,000円)も用意する。対応OSはWindows 7/8(8.1)/10。

Band-in-a-Box 26 for Windows BasicPAK

 パッケージ版は9月7日発売で、価格はBasicPAKが13,500円、MegaPAKが27,000円。製品メディアはどちらもUSBメモリ。EverythingPAKの価格は45,000円で、2.5型HDDに収録して提供する。従来のバージョン23~25を対象としたバージョンアッププログラムも用意する。

Band-in-a-Box 26 for Windows MegaPAK(左)、Band-in-a-Box 26 for Windows EverythingPAK(右)

 好みの音楽スタイルを指定し、メロディやピアノ、ストリングス、ギター、ベース、ドラムなど、各パートを作曲できるソフト。別途用意した、USB接続のMIDIインターフェイスや外部MIDI音源との連携も可能。

 バージョン26では、メイン画面を改修し、オーディオ機能も改良。ドライバは新たにWASAPIをサポートし、ソフトを起動すると自動でオーディオドライバがWASAPIに設定されるようになる。起動後にMMEやASIOなど、他のドライバも選べる。

コードやメロディの生成画面

 オーディオコードウィザードを内蔵。従来はスタンドアロンとして使えるアプリケーションだったが、新たにオーディオ編集ウィンドウ内に組み込んだ。

 歌声や単音楽器(トランペットなど)のオーディオパートのデータを、MIDIのメロディパートやソロパートに転写する機能も搭載する。

オーディオコードウィザード

 ノーテーションウィンドウの機能を拡張。これまで3/4拍子か4/4拍子での表示となっていたノーテーションが、12/8拍子や9/8拍子、6/8拍子で表示できるようにした。

ノーテーションウィンドウ

 スタイルピックウィンドウは、リストの下にミキサー形式のコントローラを設け、選択スタイルに含まれる楽器を一覧表示できるようにした。

スタイルピックウィンドウ

 伴奏作成機能では、自動編曲でリアルトラックを選ぶと、スタジオミュージシャンの生演奏を録音した素材で演奏され、「自分の曲をプロの編曲家にアレンジしてもらっているかのような体験ができる」という。

 伴奏(MIDI/リアル音源)は製品バージョンによって収録数が異なり、BasicPAKは約900種類、MegaPAKは約2,800種類、EverythingPAKは約6,000種類。そのほか、ドラムやループ素材なども多数収めている。

伴奏スタイルの選択画面