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ケンウッド、幅119mmの超小型アンプとリボンツィータスピーカーの新Kseries

 JVCケンウッドは、ケンウッドブランド「Kseries」の小型アンプ「KA-NA9」とリボンツィータ採用のスピーカー「LS-NA9」を、9月上旬より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格はKA-NA9が55,000円前後、LS-NA9が40,000円前後。

6月のOTOTENに展示された「KA-NA9」と「LS-NA9」

 KA-NA9とLS-NA9を組み合わせることで、BluetoothやUSB、PC入力などの音楽ソースをハイレゾ相当の高音質で楽しめる小型オーディオシステムとして提案していく。

手のひらサイズの小型アンプ「KA-NA9」

 KA-NA9は、117×179×53mm(幅×奥行き×高さ)のコンパクトボディにより、設置性を高めた“手のひらサイズ”のプリメインアンプ。筐体には高剛性6mm厚のアルミ押し出し材を使用し、天面アルミ部はヘアライン仕上げ。底面には3点支持の真鍮フットを採用するなど、耐振構造と高級感を両立している。

KA-NA9

 スピーカー出力は10W×2ch(4Ω)。音声入力からスピーカー出力までフルデジタル処理することで、変換時のノイズを抑制。オーディオ用コンデンサを4基搭載し、安定した電源供給と高域な自然の伸びを実現するという。独自の高音質化技術「K2 TECHNOLOGY」を搭載し、非ハイレゾ音源やワイヤレスでもハイレゾ相当に高音質化して再生する。

 音声入力系統は、BluetoothとUSB、PC IN(Micro USB)、光デジタル音声入力、アナログ音声(ステレオミニ)で、スマートフォンやPCの音楽を楽しめる。USB入力は最高192kHz/24bitまでのWAV/FLACの再生に対応する。

 BluetoothはVer.4.2で、NFCのペアリングに対応。プロファイルはA2DP、AVRCPをサポート。コーデックはSBC、AAC、aptXに対応する。ヘッドフォン出力も備えている。重量は700g。

KA-NA9の天板(OTOTENに展示した試作機)
KA-NA9の背面(OTOTENに展示した試作機)

リボンツィータの小型スピーカー「LS-NA9」

 LS-NA9は、外形寸法100×163×196mm(幅×奥行き×高さ)と小型の2ウェイバスレフ型スピーカー。

LS-NA9

 特徴は40kHzまでの再生に対応し、繊細で明瞭な高域再生を実現するリボンツィータを搭載すること。高分子ポリマーとアルミニウムのハイブリッド材を振動板に採用し、安定した高解像再生とクリアな音像を再現できるという。

 ウーファは、8cmのグラスファイバーウーファ。振幅リニアリティーの良いダンパー構造と余分な振動を抑えるブチルゴムエッジの組合せにより、ツィータとのつながりをスムーズにし、キレのある低音再生を実現する。

 再生周波数帯域は50Hz~40kHz、インピーダンスは4Ω。キャビネットはMDFで、高級感あるピアノブラック仕上げ。スピーカーターミナルはバナナプラグ対応の金メッキ仕様。重量は1.5kg(1本)。スピーカーケーブル(1.5m×2本)が付属する。