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Technics、SACDプレーヤー製品化へ。一体型「SC-C50」やTシャツも
2018年9月1日 06:02
パナソニックは、「IFA 2018」のブースで、Technics(テクニクス)ブランドの新モデル「OTTAVA S SC-C50」を出展。さらに、開発中のプロトタイプとしてGrand Classのネットワーク対応SACDプレーヤーを参考展示している。
TechnicsのSACDプレーヤーが来年登場へ
初披露となったSACDプレーヤーは、現時点で型番も未定だが、既存のGrand Classミュージックサーバー「ST-G30」(50万円)とネットワークオーディオアンプ「SU-G30」(40万円)の組み合わせのように、プリメインアンプ「SU-G700」(23万円)と合わせられるプレーヤーとして提案。正式な発売時期は決まっていないが、2019年春~夏にかけての発売を目指すという。価格も決まっていないが、Grand Classシリーズの他製品と同等になるとみられる。
SACDはマルチチャンネルには対応せず、ステレオ再生に特化。MQAのハイレゾ再生もサポートする。LAN端子と無線LANを備え、ネットワーク再生機能も充実。Chromecast Built-in対応で、SpotifyやDeezer、TIDAL、インターネットラジオなどを再生可能。AirPlayにも対応するほか、Bluetoothも備える。光/同軸デジタルの入出力と、XLRバランス/RCAアンバランスのアナログ出力を装備する。
“全部入り”の一体型オーディオ「SC-C50」。Technics Tシャツも
Technicsコーナーで展示の中心となっているのは、ドイツでは9月末に発表される「OTTAVA S SC-C50」。無線LANやBluetoothを搭載した3.1chスピーカー。Chromecast機能を内蔵し、対応する音楽配信サービスなどを再生できる。価格は749ユーロ。
既発売の一体型「OTTAVA f SC-C70」は欧州でも人気を博しているとのことだが、このモデルが備えるCDプレーヤー部分については、欧州のなかでも国や地域によって、需要が大きく分かれているという。新しいSC-C50は、豊富なネットワーク再生機能を持ちつつ、CDプレーヤーを搭載せず、CDを必要としない人に最適な選択肢として登場した。
iPhoneなどからの簡単な操作により、置いた場所に合わせたサウンドに自動調整する「Space Tune」を装備するのも特徴。手持ちのスマートスピーカーに話しかけて、同じネットワーク内のSC-C50を操作することも可能。
ブースには、様々な部屋を模したスペースを用意。1台でもパワフルに鳴らせることを体感できるほか、2台を連携するステレオペアで聴くといったスタイルも紹介していた。
一風変わったところでは、長年の人気ブランドならではの取り組みとして、ファッション業界ともコラボ。ALPHA COLECTIONSによる、TechnicsロゴなどがデザインされたTシャツが展示されている。