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Technics、音を環境に最適化する無線スピーカー「OTTAVA S」。Googleアシスタント連携

 パナソニックは29日、ドイツで現地時間の8月31日から開幕する「IFA 2018」に先駆けてプレスカンファレンスを開催。その中で、Technicsブランドの新ワイヤレススピーカー「OTTAVA S SC-C50」を発表した。ドイツで9月末に発売予定。価格は749ユーロ。カラーはブラックとホワイトを用意する。

Technicsの新ワイヤレススピーカー「OTTAVA S SC-C50」

 一体型のワイヤレススピーカーながら、広大なサウンドステージを再生できるという製品で、曲線を多様した円弧形になっているのが特徴。Bluetooth、AirPlayに対応するほか、Chromecast Built-in、Spotifyなどもサポート。スマートフォンの楽曲を手軽にワイヤレスで再生できる。

 さらに、Googleアシスタントとも連携可能。同じネットワーク上にGoogleアシスタント対応のスマートスピーカーなどがあれば、声で音楽再生などの指示を出し、その再生先としてSC-C50から音を出すことができる。USBメモリからの音楽ファイル再生も可能。

 音楽ファイルの対応は、PCMが384kHz/24bitまで、DSDは5.6MHzまでの再生が可能。

ブラックモデル

 1.6cm径のツイータを3基、6.5cm径ウーファを3基、12cm径のロングストロークサブウーファを1基搭載した3.1chシステム。ウーファとツイータは同軸配置になっている。さらにツイータには指向性制御ホーンも搭載。豊かなステレオイメージの再生と、鮮明なボーカル再生を両立したという。50kHzまでの再生が可能。

 ユニークな機能として「Space Tune」を搭載。本体に搭載したマイクを使い、スピーカーが設置された場所の音響特性を計測。その場で最適なサウンドで再生できるように調整する。これとは別に、3つのプリセットモードも備えている。

 1台でステレオ再生できるスピーカーだが、2台のSC-C50を連携させ、ワイドなステレオ再生も可能。スマホ用アプリから操作できるほか、本体にインターネットラジオやSpotifyプレイリスト、USBメモリ内の曲など、好きなコンテンツを最大9個プリセットできる。スマホアプリを使わず、本体だけで好きな音楽に手軽にアクセスできる。

ホワイトモデル

 3.1chのスピーカーをドライブするために、フルデジタルアンプのJENO Engineを4基搭載。出力は20W×3、40W×1で、合計100W。スピーカー負荷適応アルゴリズムのLAPC(Load Adaptive Phase Calibration)も採用している。

 無線LANも搭載。光デジタル音声入力や、ステレオミニのアナログ音声入力、LAN端子も備えている。外形寸法は375×197×220mm(幅×奥行き×高さ)、重量は7.6kg。

ホワイトモデルの背面