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独立リニア電源+5面アルミ筐体のオーディオNAS「DELA N10」
2018年9月12日 14:03
メルコシンクレッツは、電源を別筐体としたDELAブランドのハーフサイズオーディオNAS「N10」を9月末より出荷開始する。HDD容量は3TBで、価格は648,000円。
ハーフサイズのオーディオNAS「N100」(138,000円)も9月より発売するが、N10は別筐体のリニア電源ユニットの採用など、より音質にこだわった上位モデルとして展開する。
幅215mmのコンパクトなハーフサイズのヘッドユニット(NAS部)と同サイズの別筐体リニア電源ユニットで構成する「ミュージック・ライブラリー(オーディオ用NAS)」。ソフトウェア、ハードウェアともに新設計し、ヘッドユニットは5面にアルミを採用し、底面には2mm厚の鋼板シャーシを組み合わせることで、高い剛性と美しい外観を両立するという。
前面には有機ELディスプレイと4つの操作ボタンを備え、USBメモリからのファイル取り込みや、USB CDドライブからのCDリッピングなど、機器の接続やディスクの交換時などに、本体だけで操作を完結できる。また、ネットワークの設定変更も本体で行なえ、別のUSB HDDへのバックアップ操作なども可能。また、ディスプレイはボタン一つで簡単に消灯できる。
ヘッドユニットに3TB HDDを搭載。マウント部には、DELA独自のHS-S2(Highly Stable Storage System)を採用し、HDDから発生するノイズを抑制する。ドライブ下部にはステンレス鋼版を固定して振動の発生を抑え、さらにダンプ効果と放熱効果を併せ持つ制振素材を介して2mm厚鋼板ベースシャーシへと接続。ドライブ上部には吸音素材を配し、3mm厚ステンレス鋼板で覆うことで駆動音を遮断し、ベースシャーシへとリジッドマウントすることで、筐体の剛性も向上している。
LAN端子は2ポートでGigabit Ethearnet対応。ルーター接続用とは別に音楽配信専用の「PLAYERポート」を搭載し、ネットワーク対応オーディオ機器と直結できる。PLAYERポートは独立しており、LANポートとの接続有無を設定できるほか、使用しない場合はOFFに設定可能。
USB 2.0ポートは前面1ポート、背面2ポートの3ポートで、接続機器を自動認識し、ディスプレイに接続状態や用途選択メニューを表示する。USB DAC接続時でも、複雑な設定なしで動作する。
専用設計のメイン基板には、FPGAによる電圧制御システムや、NDK社製低C/Nクロックを搭載。ヘッドユニットの外形寸法は215×269×61mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約3.5kg。
電源ユニットも、ヘッドユニット部と同様に5面アルミ筐体、2mm厚鋼板シャーシを採用。TAOC製の鋳鉄インシュレーターで三点支持する。N10専用設計のトロイダルトランスとコンデンサバンクを組み合わせ、Neutrik製コネクタを採用した専用ケーブルを介してヘッドユニットに電源を供給する。ヘッドユニット側の電源断に連動し、動作状況はLEDで示す。ヘッドユニットと電源ユニットは専用の5ピンDCケーブルで接続する。電源ユニットの外形寸法は215×273×61mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約5.0kg。
