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アドビのAIでビデオ自動作成「Premiere Elements 2019」。macでHEIF/HEVC対応

アドビシステムズは、ビデオ編集ソフト「Premiere Elements 2019」を発売した。ダウンロード版の価格は17,800円、アップグレード版は11,800円。対応OSはWindows 7(SP1)/8.1/10(64bit版)と、macOS 10.12~10.14(同)。

アドビが開発したAIと機械学習のフレームワーク「Adobe Sensei」を、Premiere Elementsシリーズで初めて搭載。AIを活用したコンテンツ生成機能を備え、手持ちの写真や映像からスライドショーやコラージュを自動で作成できる。

新しいホーム画面を採用し、新機能の使い方や、作品づくりに役立つヘルプ、チュートリアルを出すなど、ユーザーの熟練度レベルにあわせてパーソナライズされたコンテンツを表示する。

ホーム画面

クイック編集モードを再設計し、編集インターフェイスを刷新して2つの操作方法を用意した。「スマートトリム」では、自動的にベストな動画ファイルを検出し、ガイドに従うだけで動画のトリミングが行なえる。「シーンライン」は操作方法をシンプルにし、クリップや写真、タイトル、音楽などを結合してSNSで共有したり、DVDに書き出せる。

操作方法をシンプル化した「シーンライン」を搭載

ガイド付き編集機能は全20種類に強化。新たに、被写体の手前にガラス板があるように見せる「ガラス面エフェクト」と、最暗から最明にカラーをフェードさせる「Lumaフェードトランジション」の2種類を追加した。

ソフトウェアのパフォーマンスも向上。新たに可変フレームレート(VFR)をサポートする。また、macOS版ではHEIF形式画像の読み込み・編集が可能になった。macOS 10.13以降では、HEVCの動画ファイルの読み込み・編集もサポートする。

ガイド付き編集機能の「ガラス面エフェクト」のイメージ

このほか、写真編集ソフトの「Photoshop Elements 2019」(17,800円/アップグレード版11,800円)も発売した。対応OSはWindows 7(SP1)/8.1/10(64bit版)と、macOS 10.12~10.14(同)。

AIのAdobe Senseiをシリーズで初めて搭載し、AIを活用した自動編集機能に対応。手持ちの写真や映像からスライドショーやコラージュを自動作成したり、写真の編集や作成、整理を自動化する。

ガイド付き編集で枠線やテキストで写真を装飾

新たなテンプレートも追加。また、ガイド付き編集は4種類増やして計53種類を搭載。枠線やテキストで写真を装飾するなど、“バズる写真”が作れるとする。macOS版ではHEIF形式画像の読み込みをサポートした。

Premiere Elements 2019とPhotoshop Elements 2019のセットも用意する。価格は24,800円(アップグレード版18,800円)。