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Cocktail Audio、“音質の頂点”目指したネットワークプレーヤー「X50Pro」

トライオードは、カクテルオーディオ(Cocktail Audio)のネットワーク対応オーディオプレーヤー「X50Pro」を12月に発売する。価格は60万円。別売HDD/SSDを本体に装着できる。カラーはシルバー、ブラック、ゴールドを用意する。

X50Pro

ネットワークプレーヤーとして動作し、対応するサーバーからの再生や、ストリーミング再生が可能。ストレージを追加することでミュージックサーバーとして使うこともできる。CDドライブを搭載し、CDリッピングも可能。「X50D」('17年発売)の上級機として、「性能、音質の頂点を目指して開発した」という。

X50Dとの違いとして、CPUをQuad Core ARM Cortex A9に変更して高速処理を実現。音質に関わるオシレーターは、高性能で低ノイズのCrystekCCHD-575を採用した。筐体には13mmの極厚フロントパネルを採用し、厚手のアルミプレートに精密な切削加工と美しいブラスト処理を施した総アルミ仕上げとなる。電源部もアルミシールドケースでカバーし、ノイズの影響を抑えた。

背面にストレージ用のスロットを2基備え、各6TBまでのSATA 2.5型SSD、HDDや、3.5型HDDを搭載可能。最大12TBのストレージを構築でき、複数のドライブの使い分けもできる。

PCMは192kHz/24bitに加え、DXDの352.8kHz/24bitも再生可能。DSDは11.2MHzまで対応する。音楽ストリーミングサービスの再生も可能。

CDリッピングも可能で、FLAC、Apple Lossless、WAV、MP3などのフォーマットで取り込める。アルバム名、曲名、アーティスト名、カバーアートはGracenoteなどから取得する。

デジタル音声出力は、同軸、光デジタル、AES/EBU、HDMI、USBオーディオを各1系統、I2S×3系統を装備。デジタル音声入力は、同軸、光デジタルが各1系統。USB端子は、USB 3.0×2、USB 2.0×1を装備。LAN端子やワードクロックアウトなども備える。FMラジオも搭載する。

7型の液晶ディスプレイに操作画面や音楽ファイル情報、カバーアートなどを表示できる。本体ディスプレイ情報のHDMI出力も可能。また、iOS/AndroidアプリNOVATRON「MusicX」から、X50Proをネットワーク経由で操作でき、カバーアートやファイル情報もアプリで見られる。

外形寸法は441×330×111mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は13.2kg。