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8K撮影のザトウクジラや紺碧の海が高画質UHD BDに。「世界自然遺産 小笠原」

8K水中カメラで撮影したザトウクジラなど、小笠原諸島の自然や生き物をハイクオリティな4K/HDR映像で収めた4K Ultra HD Blu-rayソフト「世界自然遺産 小笠原 ~ボニンブルーの海~」がビコムから12月14日に発売される。価格は8,000円。

世界自然遺産 小笠原 ~ボニンブルーの海~
(C)2018 VICOM INC.

これまで、夜景や宮古島などの撮り下ろし作品を発売してきた「4K RELAXES(リラクシーズ)」の第4弾で、太平洋に浮かぶ「東洋のガラパゴス」と呼ばれる小笠原諸島の大自然を撮影。4K/HDRテレビの性能をフルに引き出せるように「これまで以上に徹底的に高画質にこだわった」としており、最新のRED 8Kカメラをメインに、6K、5K、4Kカメラやドローンを使用。陸上、海上、水中、上空から撮影した映像を収録。撮影から仕上げまで、小笠原特有の“ボニンブルー”と呼ばれる紺碧の海など、大自然の色彩再現にこだわったという。

収録時間は59分。映像はHDR10(Max1000nits)。音声はPCMの5.1ch(96kHz/24bit)とステレオ(48kHz)。日本語と英語の字幕を用意する。エンドレス再生機能も利用可能。

8Kカメラで撮影したザトウクジラの親子などを収録

小笠原村や小笠原海運などの協力を得ながら、手つかずの大自然が残る小笠原諸島で大規模な撮影を実施。「ぜひ4K HDRに対応した大画面で、本作品を通して、これまで経験したことがないような、まばゆい小笠原の大自然を目の当たりにしてください」としている。

収録内容

父島、小笠原固有の動植物、空撮、星空(天の川)、朝日・夕日、旭山、長崎展望台、兄島瀬戸、千尋岩(ハートロック)、境浦海岸、濱江丸、小港海岸、ジニービーチ、南島の自然、熱帯魚、夜の海中、イルカの群れ、ウミガメ、ザトウクジラなど
エンディング収録曲:「丸木舟」okei(小笠原母島観光大使)

(C)2018 VICOM INC.

作品概要・見どころ

周囲の陸地とつながったことがない海洋島・小笠原諸島。周辺には「ボニンブルー」と呼ばれる、濃く深く、吸い込まれそうな青い海が広がり、そこに生きる独特の動植物や生態系は「東洋のガラパゴス」と形容されます。

本土では決して目にすることができない、ありのままの自然を収めるために要した日数は延べ22日間。ダイバーやドローンパイロットをはじめ、世界を舞台に活躍するスタッフが集結し、最先端の高性能カメラや録音機材を持ち込んで取材を敢行しました。

メインの8Kカメラで撮影した映像を元にした4K HDRの卓越した再現性は、一粒の砂や、海中を漂うプランクトンまでをも、まるで目の前にあるかのような臨場感で映し出します。日差しを浴びても白飛びしない砂浜や、日陰になっても黒つぶれしない岩肌、さらに逆光でも一枚ごとに違う葉の色、どこまでも透明感をたたえた海の青、海中に差し込む光の筋など、平面に映し出されているのに、はるか向こうまでの奥行きなどが階調豊かに表現されています。

世界中のダイバーの憧れの的という海で目にするのは、自由に泳ぎ回るイルカやエイ、ウミガメ、はるかアリューシャン列島から南下し、出産して悠々と泳ぐザトウクジラの親子。特に水中8Kカメラで捉えたザトウクジラの親子の姿は圧巻で、たいへん貴重なものです。画面に繰り広げられる世界は、雄大で繊細な自然そのもの。もちろん、小笠原だけで見られる動植物の固有種たちや、第二次世界大戦で座礁した沈没船、満天の空にひときわ輝く天の川、ドローン空撮による迫力ある映像なども、見どころの一つです。