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FiiOプレーヤー用に、THXの特許技術で高音質化したアンプモジュール「AM3C」

エミライは、FiiOのポータブルオーディオプレーヤーに接続できる新しいアンプモジュールとして、THXの特許技術を投入し、3.5mmのアンバランスと、4.4mmのバランス出力を備えた「AM3C」を1月下旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は19,900円前後。数量限定のため、在庫が無くなり次第販売終了となる。プレーヤーはX7、X7 Mark II、Q5に装着できる。

「AM3C」

THXの特許技術を使用した「THX AAA-78アンプ回路」をモジュールタイプのアンプ製品として世界で初めて採用。「ルーカスフィルムに由来する世界的に著名なTHX監修のもと、さらなる技術的/回路設計的ブレークスルーを達成することでFiiOアンプモジュール市場最高クラスの性能とそれにみあった音質向上を達成したアンプモジュールの集大成」だという。

「ポータブルオーディオフェスティバル2018冬 東京・秋葉原」で参考展示された「AM3C」

THX AAAは「THX Achromatic Audio Amplifier」の略で、「Achromatic」は「色付けの無い」を意味する。ヘッドフォンと車載オーディオシステムを念頭に開発されたもので、低消費電力でありながら、極めて低いレベルのノイズ、歪み、世界最高の忠実度の音響性能を提供。特許を取得したフィードフォワード・エラー・コレクション回路が特徴で、従来の信号を歪ませる原因となっていたアンプ回路の問題を、フィードフォワードにより除去。高調波、相互変調、クロスオーバー歪みを最大40dB低減し、リアルで自然なリスニング体験を実現するという。

バランス回路部にはTHX AAA-78回路をデュアルで構成。広帯域、低ノイズ、低歪、高チャンネルセパレーション、低出力インピーダンスを徹底的に追求。「最高峰の性能を追求するお客様向けの日本市場限定製品として企画された」とのこと。

出力は3.5mmのアンバランス、4.4mmバランスを各1系統搭載。3.5mmの出力は1,272mW以上(16Ω/THD+N<1%)、周波数特性は5Hz~75kHz(-3dB)、出力インピーダンスは1Ω以下(32Ω loaded)、SN比は116dB以上(A-weighted)、全高調波歪率+ノイズは0.0008%以下(1kHz)。推奨インピーダンスは16~150Ω。

4.4mm出力は423mW以上(16Ω/THD+N<1%)、周波数特性は5Hz~75kHz(-3dB)、出力インピーダンスは1.5Ω以下(32Ω loaded)、SN比は120dB以上(A-weighted)、全高調波歪率+ノイズは0.0008%以下(1kHz)。推奨インピーダンスは16~300Ω。充電用にUSB microB端子を備えている。

「AM3C」