ニュース

FiiOプレーヤー用のTHX/4.4mmバランス出力搭載アンプが再び登場

エミライは、THXの特許技術を回路に搭載したFiiO製アンプモジュール「AM3D」を5月中旬より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は18,900円前後。

AM3D

FiiOのハイレゾプレーヤー「X7」「X7 Mark II」や、DAコンバーター「Q5」のアンプモジュール方式対応機器と接続することで、高音質な音声出力が得られる小型アンプ。'19年1月に日本市場で限定販売した「AM3C」(販売終了)の好評を受け、今回海外市場を含めて一般販売されることになったという。AM3CとAM3Dの性能・仕様は同一。

THXの特許技術を使用した「THX AAA-78アンプ回路」をモジュールタイプのアンプ製品として世界で初めて採用。ヘッドフォンと車載オーディオシステムを念頭に開発されたもので、低消費電力でありながら、極めて低いレベルのノイズ、歪み、世界最高の忠実度の音響性能を提供。特許を取得したフィードフォワード・エラー・コレクション回路が特徴で、従来の信号を歪ませる原因となっていたアンプ回路の問題を、フィードフォワードにより除去。高調波、相互変調、クロスオーバー歪みを最大40dB低減し、リアルで自然なリスニング体験を実現するという。

バランス回路部にはTHX AAA-78回路をデュアルで構成。広帯域、低ノイズ、低歪、高チャンネルセパレーション、低出力インピーダンスを徹底的に追求。出力は3.5mmのアンバランス、4.4mmバランスを各1系統搭載。

3.5mmの出力は1,272mW以上(16Ω)、周波数特性は5Hz~75kHz(-3dB)、出力インピーダンスは1Ω以下(32Ω)、SN比は116dB以上、全高調波歪率+ノイズは0.0008%以下(1kHz)。推奨インピーダンスは16~150Ω。

4.4mm出力は423mW以上(16Ω)、周波数特性は5Hz~75kHz(-3dB)、出力インピーダンスは1.5Ω以下(32Ω loaded)、SN比は120dB以上(A-weighted)、全高調波歪率+ノイズは0.0008%以下(1kHz)。推奨インピーダンスは16~300Ω。充電用にUSB microB端子を備える。