ニュース

テレビや照明を声で操るパナソニックの小型スピーカー“コエリモ”

パナソニックは、Googleアシスタントを搭載し手持ちの家電を声で操作できるBluetoothスピーカー“コエリモ”「SC-GA1」を2月下旬より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は25,000円前後。

“コエリモ”「SC-GA1」

Googleアシスタント内蔵のコンパクトなBluetoothスピーカー。

赤外線リモコン信号送信機を本体に内蔵したのが特徴で、アプリ画面から操作したい家電を登録することで、音声操作非対応の一般的な家電に対しても声による操作が可能になる。操作例としては、テレビは電源のON/OFFや音量調整、チャンネル切り替え。エアコンは冷暖房のモード切替や温度設定、風向き変更。照明はON/OFFができる。

赤外線対応機器は最大8台まで登録可能。無料アプリ「Panasonic Music Control」で、カテゴリーやメーカーを選択して設定を行なう。

1月現在の対応カテゴリーとメーカーは、テレビがパナソニック/ソニー/シャープ/東芝、エアコンがパナソニック/コロナ/ダイキン/日立/三菱、照明がパナソニック。'19年夏以降の順次追加アップデートを予定する。なお、業務用機器やビルトインタイプは対象外。

「Panasonic Music Control」でカテゴリーやメーカーを選択して設定する

同社スピーカー搭載LEDシーリングライト「AIR PANEL LED THE SOUND」との連携も実現。コエリモによる音声操作とスピーカー搭載照明による“光と音の空間演出”を目指したもので、例えば帰宅後にゆっくりとくつろぎたい時は「OK, Google. くつろぎを開始して」と話しかけると、シーンに合わせた光と音に自動で切り替わる。この場合、照明は低い色温度で、明るさも半分程度に抑えられ、くつろぎを感じさせるプリセット音楽がコエリモから出力される。

テーマは「くつろぎ」のほか、だんらん/食事/勉強/エクササイズ/パーティ/バータイム/おやすみ/お目覚めなどを用意。プリセットの音楽はDIGA/NASサーバーの楽曲からも選択でき、またシーリングライト付属のワイヤレス送信機をコエリモに接続すれば、シーリングライト側から音楽を再生することも可能だ。

内蔵のGoogleアシスタントを使い、Google Play MusicやSpotifyなどの音楽再生、天気・ニュース・交通情報の読み上げやスケジュール管理、Googleアシスタント対応家電の音声操作ができる。

Bluetooth 4.2準拠。対応コーデックはSBC/AACで、プロファイルはAVRCP/A2DP。

IEEE 802.11ac/a/b/g/n規格対応のWi-Fiを内蔵。パナソニック製レコーダー・DIGAの音源を再生する「サウンドジャンプリンク」機能に対応。対応フォーマットは、FLAC/WAV/AIFF/ALAC(最大192kHz/24bit)、AAC、MP3。

スピーカー部は、5cm径のフルレンジユニットを1基搭載し、最大出力は5W。ステレオミニのオーディオ出力を用意する。

外形寸法は100×100×54mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約370g。