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パナソニック、4K/HLG/10bit/HEVC記録の業務用カメラ。1型で広角24.5mm
2019年1月23日 14:38
パナソニックは、4K/HLG/10bit記録に対応した1型センサー搭載の業務用カメラ「AG-CX350」を2月に発売する。価格は495,000円。
“映像・放送・通信の融合する次世代に対応するカムコーダー”として新たにラインナップされたCXシリーズの初号機。
有効画素約1,503万ドットの新しい1型MOSセンサーを搭載。適度な被写界深度と画質、感度をバランスさせつつ、4K/60p(3,840×2,160ドット)~SD(720×480ドット)までのマルチフォーマット対応と、全領域でのフルフレーム撮影(クロップなし)、F12/F13の高感度撮影をサポートする。
レンズは光学20倍ズーム。広角端は24.5mmで、全モードで望遠490mm撮影を実現する。iズームを使った24倍(4K)、32倍(2K)撮影や、2/5/10倍のデジタルズームも可能。光学式と電子式の5軸ハイブリッド手振れ補正を内蔵する。
「HLG」記録をサポート。HDR対応ディスプレイと組み合わせ、ダイナミックレンジの広い映像が表現できる。ガンマモードは、HLGを加えた8モード(HD/SD/FILMLIKE 1/FILMLIKE 2/FILMLIKE 3/FILM-REC/VIDEO-REC/HLG)から選択できる。
高効率のHEVCコーデックを採用。LongGOP/4:2:0 10bit/MOVフォーマットで、4K/60p映像などがSDカード記録できる。MPEG4-AVCを使ったMOV記録や、従来のAVCHD記録のほか、放送用P2ファイル形式(MXF/AVC-Intra/AVC-LongG)にも将来対応を予定する。音声記録はMOV時がリニアPCM 48kHz/24bit 2ch、AVCHD時がDolby Audio 48kHz/16bit 2ch。
デュアルSD/microP2カードスロットを使い、リレー記録・インターバル記録・バックグラウンド記録ができる。
システム面では、カムコーダーとして初の「NDI|HX接続」に対応。IP接続による伝送とカメラコントロールが可能で、NDI対応リモートカメラシステムやライブプロダクションセンターと連携したライブ配信システムが構築可能という。またストリーミング機能を備え、プロトコルはRTSP、RTMPをサポート。Facebook、YouTubeライブにも対応する。
タッチパネル対応の3.2型液晶モニター(約162万ドット)を搭載。ビューファインダーは、0.39型のOLED(約236万ドット)。SDI、HDMI出力を各1系統のほか、外部マイク用のXLR入力などを備える。付属バッテリーパック(5,900mAh)で連続約3時間20分の動作を可能とした。
アイカップ、突起部を除く外形寸法は、180×311×173mm(幅×奥行き×高さ)。レンズフード、付属バッテリー、マイクホルダーを含む撮影時の重量は、約2.3kg。