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ドコモと日テレ、AIと対話で放送中の番組情報配信。ひらがな男子とLINE

日本テレビとフォアキャスト・コミュニケーションズ、NTTドコモの3社は、日本テレビの情報番組「バゲット」で放送された内容を、番組放送中にAIが視聴者へ情報配信する番組連動型AI会話サービス「AIう(えーあいう)」を開発した。コミュニケーションアプリLINEを使い、3月31日までの期間限定でサービスを実施する。

番組連動型サービス「AIう」は、番組の進行に合わせ、各コーナーで紹介した情報をひらがな男子「う」が、LINEの会話を通じて視聴者へタイムリーに情報を提供する。

テレビ番組『アイキャラ』から生まれたひらがな男子のキャラクター「う」

視聴者は「いまの情報を見逃した」「もう一度内容を確認したい」という時に、AIうのトークルーム内のメニューボタンやキーワードを発話することで、商品の詳細情報やショッピングサイトにアクセスでき、スムーズに知りたい情報が得られるという。

サービスは無料。LINEアプリでQRコード、もしくは特設サイトの友だち追加ボタンから「AIう」と友だちになることで利用できる。

会話イメージ

これまでは、視聴中の番組内で気になる情報があった場合、視聴者自身がその情報を検索して探し出す必要があった。一方で、情報番組で扱う情報は多様で膨大なため、生放送の番組進行と連動して取り上げた情報をWEBサイト上にタイムリーに公開することが難しかった。

「AIう」ではチャット型の対話型情報探索とAI技術の組み合わせにより、視聴者が会話を楽しみながら必要な情報にたどり着け、番組の進行と連動しながら多人数と双方向でやりとりできるとしている。

サービスには、NTTドコモのAIチャットボット作成・提供プラットフォーム「Repl-AI(レプルエーアイ)」や、AI雑談対話エンジンを使った「かたらい(katarai)」などを使用。このほか、フォアキャスト・コミュニケーションズは、サービスの設計・開発、放送コンテンツ・メタ情報の導線設計などを担当。日本テレビは、本サービスの企画・提供、情報番組の放送コンテンツ・メタ情報の提供、AIキャラクターの提供を行なう。