ニュース
映画館付き賃貸住宅「FILMS和光」3カ月で満室に。クリエイターなど入居
2019年2月22日 16:02
賃貸住宅の共用施設として本格的な映画館を導入したという、新しい“ソーシャルアパートメント”の「FILMS(フィルムス)和光」(埼玉県和光市)が、オープンから3カ月で満室となった。運営するグローバルエージェンツによれば、100%自社サイト集客で全123室が早期満室になったという。
“ソーシャルアパートメント”は、シェアハウスなどとは異なり、賃貸マンション内にデザイン性の高いキッチンやラウンジなどの共用スペースを備え、住人間の自発的なコミュニティ形成を促進させるという“隣人交流型賃貸住宅”。
'18年10月20日にオープンした「FILMS和光」は、ソーシャルアパートメントで初めて“映画館を再現した”のが特徴。150型スクリーンと7.1ch音響を備え、「従来の共用施設としてのシアタールームや視聴覚室とは一線を画す本格的なシアター。隣人同士で共有する時間の中で、一人では探せない作品に出会える」という。
映画視聴だけではなくスポーツ観戦やゲーム対戦、ミュージックライブ鑑賞など自由な形で利用可能。「作品鑑賞を通じて入居者同士の交流が深まり、自身の新たな感性の扉が開けたりなど、有意義な『場』として生活に溶け込んでいる」という。
今回の満室は「一切の媒体・仲介会社を経由せず100%自社サイト集客のみで430件のお問い合わせを獲得した。映画館として完成度が高く、内覧者の期待値を上回ったことが成約率上昇の要因となった」と運営のグローバルエージェンツは説明している。
入居者属性は、他のソーシャルアパートメントよりも映像やWeb関連のクリエイターやイラストレーターなどのフリーランサーが多く、男女比は5:5、平均年齢は28.2歳としている。欧米・アジアを中心とした外国人入居者は全体の10%。