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「ボヘミアン・ラプソディ」が第91回アカデミー賞で最多4部門受賞
2019年2月25日 15:52
現地時間24日、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催された「第91回アカデミー賞」にて、映画「ボヘミアン・ラプソディ」が主演男優賞など4部門を受賞した。
「ボヘミアン・ラプソディ」は、第91回アカデミー賞では作品賞を含む5部門にノミネートされ、主人公のフレディ・マーキュリーを演じた俳優ラミ・マレックが主演男優賞を受賞したほか、編集賞、録音賞、音響編集賞でオスカーに輝いた。合計4部門の受賞は今大会最多。
伝説のバンド・クイーンのフレディ・マーキュリーの生き様を28の名曲と共に描いた映画「ボヘミアン・ラプソディ」は、18年11月9日から全国公開され、今もロングラン上映を続ける大ヒット映画。
2月24日までの累積動員8,610,213人、累積興行収入119億1,013万3,680円。「アリス・イン・ワンダーランド」(日本公開2010年4月17日)の累計興行収入118億を超える記録となり、現時点で日本での歴代興収20位となっている。
なお作品賞は、天才黒人ピアニストとイタリア系用心棒の旅路を描いた実話「グリーンブック」(3月1日公開)が受賞した。
ラミ・マレック受賞スピーチ
オーマイガッ!
母さんが会場のどこかにいるはず、家族のみんなもありがとう。これは素晴らしい瞬間だ。自分がここまで来れたこと、サポートしてくださった人、製作陣のみなさんに感謝します。
最初は僕は、(フレディ役の)第一候補じゃなかったけど、このような結果を出せてよかったです。クイーンのみなさん、あなたたちの伝説の一部にしてくださったこと、一生この御恩は忘れません。映画のキャスト、クルーのみなさん、あなたたちがいなければ自分がここに立つことはなかった。
子供のころのラミ、クセっ毛で目がまん丸のアイデンティティに悩んでいた子供時代のぼくのような子供が、自分の声を発見するように、僕たちの映画は、ゲイで移民で悩んでいる主人公が、自分自身であろうとする物語です。
僕は、エジプト移民で、エジプト系アメリカ人の第一世代です。まさにここに自分の物語が描かれています。僕のことを信じてくださったみなさんに感謝します。この(オスカー)受賞は一生の宝です。
最後にルーシー・ボイントン(フレディの恋人役)、君はこの映画のハート(良心)であり、才能があるあなたは僕の心も虜にしました。本当にありがとう。