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ラジコのNHK配信が4月から正式サービスに。FMと第1を全国で、第2は終了
2019年3月22日 17:04
radikoは、4月1日よりNHKラジオの配信を正式サービスとして開始。全国47都道府県で「NHKラジオ第1」と「NHK-FM」を配信する。NHKラジオ第2はサービスに含まれず、3月29日の実験放送で終了となる。
NHKと日本民間放送連盟は2011年より、radikoサービスの普及と新リスナー獲得を目的に「NHK・民放連共同ラジオキャンペーン」を展開。その一環として、radikoを使ったNHKラジオの実験配信を'17年10月から行なってきた。4月1日からはradikoの正式サービスとして運用される。
radikoでのNHKラジオ配信は、無料で聴取できるライブ(同時配信)のみとなり、「ラジコプレミアム」(有料/放送エリア外聴取)、「タイムフリー聴取」(無料)での聴取はできない。また、配信チャンネルは「NHKラジオ第1」と「NHK-FM」のみで、現在実験配信中の「NHKラジオ第2」は、3月29日の放送をもって配信終了となる。
今回の正式サービスについて、radikoは「これまでの実験配信を踏まえNHKが総合的に判断したもので、リスナーのユーザビリティを重視しラジオの社会的価値を訴求する、NHKと民放連の垣根を越えた取組み」としている。
現在、ラジコには民放ラジオ93局と放送大学が参加。月間ユニークユーザー数は約700万人、日間ユニークユーザー数は約120万人超。'14年4月開始の有料サービス「ラジコプレミアム」の登録会員数は約57万人('19年1月現在)。また'16年10月に実証実験を開始し、'18年7月に本格運用となった「タイムフリー聴取」の月間ユニークユーザーは約290万人(同)に及ぶという。