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VAIO、4K液晶+UHD BDの15.6型ノートPC「S15」。USB-C/HDMIと本体で3画面も
2019年4月10日 14:17
VAIOは、4KディスプレイやUHD BDドライブを搭載した15.6型ノートPC「VAIO S15」を発表。4月10日より受注を開始した。購入者に最速で届くのは4月19日。価格はオープンプライスで、店頭予想価格はカスタマイズモデルが119,800円~、量販店などで扱う標準仕様モデルが229,800円~。カラーはブラックとシルバーを用意する。
法人向けの「VAIO Pro PH」も用意。カスタマイズモデルとなっており、想定価格はソニーマーケティング取扱いモデルが122,800円~、VAIO取扱いモデルは144,800円~。
VAIO S15は、2017年9月に発表した旧S15の後継機種で、「VAIO史上最高のパフォーマンス」を特徴としている。A4フルノートPCとしてVAIO創業以来初となる5年半ぶりのフルモデルチェンジで、VAIO PCのメインストリームラインである「S Line」のVAIO S11/S13/SX14と統一したデザインへとリニューアルした。
第8世代Intel Core i7プロセッサー(6コア/12スレッド)、4Kディスプレイ、UHD BDドライブの搭載など、「ノートPCの常識を超える圧倒的な生産性の向上に寄与する」としている。4K動画の編集も快適に行なえるという。メモリは32GBもVAIO PCとして初めて選択可能。従来のS15などと同様に、SSD+HDDのデュアルドライブ構成も選べる。標準仕様モデルは128GB SSD+1TB HDD構成。
40GbpsをサポートするThunderbolt 3対応 USB Type-C端子を装備。HDMIまたはVGA(アナログRGB出力)と、USB Type-Cの同時出力も可能で、本体ディスプレイを含めて3画面同時に出力できる。なお、HDMIとVGAの同時使用はできない。
旧S15/PHユーザーの6割以上が大容量データのバックアップや受け渡し時に便利な光学ドライブを必要と回答したことを受け、UHD BDが新たに選択可能となった。映画などの4K映像の再生が可能なほか、BDXLにも対応する。なお、4K/HDRで再生するには、DisplayPort 1.3以降、4K対応、HDR/HDR10とHDCP2.2対応のディスプレイを、USB Type-C端子に接続する必要がある。
標準仕様モデルは3,840×2,160ドットの4K液晶ディスプレイを装備。カスタマイズモデルはフルHDなども選択できる。表面はアンチグレア。ディスプレイベゼルは旧S15/PHの半分以下にスリム化。画面周りがすっきりしたことで、動画や写真等のコンテンツにもより没入しやすくなったという。
テンキー付きのフルキーピッチ/フルサイズキーボードを採用。2ボタン付きのタッチパッドも旧S15/PHと比べて約25%拡大。作業の生産性向上をサポートするという。
タイピングしやすい角度や打鍵感を追求し、キーボードを一新「S line」の特徴である、ディスプレイを開くとキーボードが持ち上がり、タイピングしやすい角度が付くチルトアップヒンジ構造を採用した。キーボード部分が宙に浮くことから、剛性不足で打鍵感を損なわないように、キーボード側の素材や構造を見直し、変わらないキー入力の心地よさを実現したという。
ステレオスピーカーとデュアルマイクを搭載。映画鑑賞からビデオチャットまで快適に利用できるという。外形寸法は約361.4×254.3×22.0~26.0mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約2.25kg。
最新CPUの使用電力増加に対応するためACアダプターは更新。単体アクセサリーとしても販売する。名称は「19.5V ACアダプター」(VJ8AC19V79)で、店頭予想価格は6,980円前後。