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軽量MRグラスの米Magic Leapにドコモが2.8億ドル出資。日本での販売権など取得

NTTドコモは26日、軽量なMRグラス「Magic Leap One」などを手がける米Magic Leapと、資本・業務提携。ドコモがMagic Leapに対して2.8億ドルを出資し、Magic Leapが今後日本向けに提供を予定している空間コンピューティングを利用したMRコンテンツの配信プラットフォームにおいて、dアカウント連携などの日本版対応を共同で推進。さらに、空間コンピューティングデバイスのドコモによる販売権も取得した。

軽量なMRグラス「Magic Leap One」。写真は1月の「CES 2019」で展示されたもの

自宅のリビングとゲームの世界を融合させ、リビングの壁からキャラクターが出てきたり、テーブルの上にキャラクターを置いて歩かせるなど、臨場感あるインタラクティブな体験ができるサービスの提供をイメージしているという。

5G時代における新たな付加価値の提供を目指しているドコモは、MRについて「リアルとデジタルが融合したインタラクティブなサービスなど、これまでにない新たな付加価値を提供することが可能となる技術であり、今後大きな成長が見込まれる」とし、その一環として、Magic Leapとの資本・業務提携を実施。

「5Gの持つ高速・大容量・低遅延といった特長や、dアカウントをはじめとしたドコモのアセットとの連携を行なうことで、日本国内における空間コンピューティングを利用したMRサービスの創出と市場の拡大を目指す」という。