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Atmosを使って音楽制作「Dolby Atmos Music」、ユニバーサルと連携して展開

米Dolby Laboratoriesは現地時間の23日、Dolby Atmosを使って音楽を制作する手法「Dolby Atmos Music」を発表した。パートナーとしてUniversal Music Group(UMG)が協力、ヒップホップ、ポップス、ロックからジャズ、クラシックなど、様々なジャンルのアーティストの何千もの楽曲をDolby Atmosで変換していく予定で、「音楽鑑賞の新しい次元を切り開いていく」としている。

オブジェクトベースのミキシング環境で、立体的なサウンドを作り出せるもので、「インストゥルメンタルやボーカルで部屋を満たせる」とし、これまでにないような空間描写や明瞭さなども特徴だという。多くのアーティストが音楽制作で活用しているProTools、Logic、Abletonなどの主要なDAW、およびプラットフォームと統合されている。

Dolbyのチーフマーケティング・オフィサーでシニアバイスプレジデントのTodd Pendleton氏は、「Dolby Atmos Musicはリスナーを包み込み、あなたを音楽の中に引き込み、本能的な“驚き”を生み出す」と説明している。