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車内でDolby Atmos Music。Panasonic、Klipsch、Dolby連携

(c)パナソニック公式動画より

Panasonic Automotive Systems of Americaは、アメリカ現地時間の11日に開幕した「CES 2021」において、KlipschとDolby Atmos Musicと共同で、自動車に没入型プレミアムオーディオを導入する構想を発表した。実施した概念実証では、車内で新たなリスニング体験を実現できたという。

Dolby Atmos Musicは、すでに映画やドラマなどで使われている立体音響技術のDolby Atmosを、音楽だけのコンテンツにも適用したもの。オブジェクトベースであるDolby Atmosの包み込まれるような音響を活かし、「モノラルやステレオといった制限を超えて、まったく新しい形で音楽を感じることができる」としている。

Panasonic Automotive Systems of AmericaがコラボレーションしたKlipschは、家庭でDolby Atmosを楽しめるスピーカーなどを数多く手掛けており、「Dolby Atmosは、映画の中に入り込んだかのような体験を視聴者にもたらした。オーディオエキスパートのPanasonic Automotiveと協力して、車内にいるリスナーに対し、Dolby Atmos Musicで同様の体験をもたらすことができた」と述べている。

Panasonicのグローバル・プレミアム・オーディオでディレクターを務めるTom Dunn氏は「これまでパナソニックは、車内エンターテインメントの限界を押し広げて、評判を築き上げてきた」とコメントした。

「市場をリードするイノベーションは、PanasonicとKlipschの技術チームにとって原動力であり、車内環境におけるDolby Atmos Musicのデモンストレーションは、我々が目標としている新しい音楽の楽しみ方を反映させたものになる」