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Cayin、DACやアンプ搭載のオーディオマザーボードを交換できるプレーヤー
2019年6月3日 08:00
コペックジャパンは、Cayinブランドの新製品として、DACやアナログアンプ回路を搭載したオーディオマザーボードを交換できるポータブルハイレゾプレーヤー「N6ii DAP/A01」を6月6日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は144,320円前後(税込)。
オーディオマザーボードを交換する事で、全く別のオーディオ回路を使ったプレーヤーになり、音の違いなどが楽しめるのが特徴。なお、交換用オーディオマザーボードの情報については、8月発表予定。
標準の「A01」オーディオマザーボードを搭載した際のスペックは、DACに旭化成エレクトロニクスの「AK4497」を採用。FPGAも備え、DSP技術により、プリプロセス、再エンコードを容易く行なうという。
ヘッドフォン出力には「OPA1622」×4を並列に搭載、より多くのパワーを伝え、出力電流を高めると共に、出力インピーダンスを低減。コントロール性能を高め、より重い負荷にも対応できるとする。
低ジッターのアクティブ・オシレーターを3つ搭載し、異なるサンプリングレートのPCMや、DSDファイルの処理まで、クロックシンクを実施。自然なサウンドを実現したという。
CPUはQualcommのSnapdragon 425で、4GBのメモリを搭載。OSはAndroid 8.1をベースとしたカスタムで、Google Playが利用可能。再生ソフトとして、「Cayin Music」と「HiBy Music」をプリインストールしている。
Androidシステムのサンプリングレート変換を使わず、全てのアプリから再サンプリング無しで音楽再生が可能。
ストレージメモリは64GBで、microSDカードスロットも装備。最大512GBまでのカードが利用できる。
ディスプレイは4.2型/768×1,280ドットのIPS液晶で、タッチスクリーン。再生コントロール付きの音量ノブを側面に用意。
スマホアプリから、プレーヤーの「HiBy Music」アプリをリモート操作する機能も搭載。
アナログ音声出力は、3.5mmのアンバランスと、4.4mmのバランスを用意。3.5mmのライン出力も装備。4.4mmから2.5mmへの変換アダプターも同梱する。PCと接続し、USB DACとして動作することも可能。
I2SやS/PDIP接続にも対応。Bluetoothもサポートしており、トランスミッターとしてBluetoothヘッドフォンなどに音楽のワイヤレス伝送が可能。コーデックはLDAC、aptX、AAC、SBCに対応。今後のファームウェアアップデートにより、Bluetoothレシーバーとしても動作し、LDAC/SBCをサポート予定。
5,900mAhのバッテリを搭載、14時間の連続再生が可能。外形寸法は121×70×21mmで、時重量は290g。