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LG、88型8K有機ELテレビ「Z9」を今秋日本で発売。“家電をアートに”LG SIGNATURE

LGエレクトロニクス・ジャパンは4日、プレミアム家電ブランド「LG SIGNATURE」の紹介イベント「LG SIGNATURE Gallery in TOKYO」を国立新美術館で開催。その中で、88型の8K有機ELテレビ「Z9」を、今秋に日本市場に投入すると発表した。価格や細かい仕様は未定。

右端が88型の8K有機ELテレビ「Z9」

今年の1月に米ラスベガスで開催された「CES2019」で発表された、世界初の88型8K有機ELテレビで、「LG史上最高画質の製品」を謳っている。有機ELテレビ専用の画像処理エンジン「α9 Gen2 Intelligent Processor」を搭載しており、2Kや4Kの映像も、8K水準の鮮明な画質にアップスケーリング表示できるという。

デザイン面では極細のブラックベゼルを採用。スタンド部分がシルバーのキャビネットタイプとなっており、中央は空洞で、画面が空中に浮いているように見えるのが特徴。スピーカーは画面の背面に搭載しているが、下向きに音を放出。シルバーキャビネットの上部に、斜めの板が取り付けられており、これがリフレクターとして機能。下に放出された音を、前方へと反射させている。

側面
スタンド部分がシルバーのキャビネットタイプになっている
キャビネットの上部に斜めの板が取り付けられ、下に放出された音をリフレクターとして前方へ反射させている

LG SIGNATURE

LG SIGNATUREは、同社が“家電をアートに”をコンセプトに、従来の家電のあり方を一新するプレミアムブランドと位置づけている製品群。今回の紹介イベントの会場が国立新美術館なのも、“家電をアートに”というメッセージを反映してのものとなっている。

会場は国立新美術館

不要な要素をなくし、家電の本質を見直す事で、機能性や使いやすさに加え、ミニマルなデザインも追求。それと同時に、スマート機能も搭載。人間工学に基づいたシンプルで直感的な操作にもこだわったという。

テレビとしては、4月から発売している有機EL「OLED W9P」もLG SIGNATUREブランドのモデルに含まれている。

有機EL「OLED W9P」

薄さ約3.9mm(65型)の極薄の有機ELパネルとハイトスピーカー内蔵のコンパニオンボックスが別体となっているのが特徴で、77型と65型を展開。まるで絵画を壁に飾るように設置する“壁貼りデザイン”の「Picture on Wall」モデルとしている。

デザインにこだわると共に、AI機能を統合した第2世代有機EL専用エンジン「α9 Gen2 Intelligent Processor」や、音声認識で操作ができるThinQ AI、地上波でもネット動画でも、オリジナル映像の画質をAIが自動認識して画像処理を施す「AI映像」なども搭載。音質面でもAIを活用するなど、使いやすさや視聴体験の向上にも注力したモデルとなっている。

ハイトスピーカー内蔵のコンパニオンボックス

テレビ以外にも、InstaView Door-in-Door冷凍冷蔵庫の「GR-Q23FGNGL」や、ドラム式洗濯機の「DUALWash SGDW18HPWJ」がLG SIGNATUREの製品となる。

右がInstaView Door-in-Door冷凍冷蔵庫の「GR-Q23FGNGL」。左は日本未発売のワインセラー
ドラム式洗濯機の「DUALWash SGDW18HPWJ」

また、会場には日本未発売のLG SIGNATURE製品として、独自のウォータリングシステムにより、加湿をしながら汚れた空気を水洗いして洗浄するという「空気清浄機」と、ワインに最適な環境を維持でき、65本を収納し、冷蔵庫や冷凍庫としても使える「ワインセラー」も、LG SIGNATUREブランドのモデルとして紹介された。

日本未発売の空気清浄機
ワインセラーの内部

会場内には、イタリアを拠点に活躍している写真作家のデルフィノ・シスト・レニャーニ氏が、LG SIGNATURE製品を被写体とし、ブランドが目指す信念を、建築物と組み合わせて撮影した作品も展示された。

デルフィノ・シスト・レニャーニ氏の作品も展示された