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FENDER、ハイブリッドのPro IEMイヤフォンに約7万円のTEN 2、約5万円NINE 2

アユートは、FENDERブランドのイヤフォン「Pro IEM」シリーズのミドルレンジモデルとして、「TEN 2」と「NINE 2」を、限定生産で6月29日に発売する。価格はどちらもオープンプライスで、店頭予想価格は「TEN 2」が69,980円前後(税込)、「NINE 2」が49,980円前後(税込)。カラーはTEN 2がMetallic Blue、Metallic Red。NINE 2がCompetition Orange。

左からTEN 2のMetallic Blue、Metallic Red。NINE 2 Competition Orange

Pro IEMシリーズの他モデルと同様に、ダイナミック型とバランスドアーマチュア(BA)型ドライバーを採用したハイブリッド対応。テネシー州ナッシュビルのFENDER AUDIO DESIGN LABで、ハンドメイド生産される。

TEN 2

TEN 2の筐体は、3Dプリンターで作られている。様々な人の耳型のデータを元に開発した独自アルゴリズムにより生み出された形状で、カスタムに近いフィッティングを実現するという。

TEN 2 Metallic Blue

ユニットは、10mm径のHDD(HIGH DENSITY DYNAMIC)ドライバーと、HDBA(HYBRID DYNAMIC BALANCED ARMATURE)ドライバー×2基(高域×1、中域×1)搭載。「深く明瞭な低域に支えられた、鮮明で躍動的なワイドレンジサウンドを提供する」という。再生周波数帯域は9Hz~20kHz、インピーダンスは34Ω @1kHz。感度は120dB @1mW。

ダイナミック型の振動板には、高密度マグネシウム-チタン合金を採用。BAは、FENDER独自設計のハウジングに最適化を施したドライバーとなる。

さらに、APE(ATMOSPHERIC PRESSURE EQUALIZATION)ポートを装備。エアフローを最適化し、振動板の動きをよりスムーズにすることで、ワイドなサウンドステージと、ディープでタイトな低音を実現するという。

ケーブルは着脱可能。より強度の高い接続を可能にするという、独自デザインのTalon 2pinコネクターを採用している。

クリーニングツールや、6.3mm/3極への変換プラグ、ハードケースなどを同梱する。

TEN 2 Metallic Red

NINE 2

NINE 2 Competition Orange

NINE 1やNINEと同様の、コンパクト&スリムなハウジングに、プレミアムな9.25mm径ダイナミック型ドライバー1基と、HDBAドライバーを高域用に2基搭載。「エネルギーバランスに優れたそのサウンドは、リスニング用として音楽を楽しく聴かせながら、モニター用としての解像度も持ち合わせている」という。

BAドライバーは、FENDER独自設計のハウジングに最適化されたHDBAドライバーとなる。全体の再生周波数帯域は10Hz~21kHz、インピーダンスは16Ω @1kHz。感度は110dB @1mW。

ケーブルは着脱可能で、Talon 2pinコネクターを採用。長さは1.2m。クリーニングツール、6.3mm/3極 変換プラグ、デラックスキャリングケースなどを同梱する。