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100W出力の小型モニタースピーカー「iLoud MTM」。バランス入力&自動音場補正
2019年7月18日 18:00
伊IK Multimediaは、小型アクティブモニタースピーカー「iLoud MTM」を日本国内で発売した。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は1台43,000円前後。
iLoud MTMは、100W出力のコンパクトなスタジオモニタースピーカー。正確な音像と再現力を実現するという上下左右対称のMTMデザインを採用。自動音場補正機能なども備え、「ミックス時の判断が早く、より良い結果につながるよう設計されている」という。音声入力はXLR/TRSコンボのバランス端子。
3.5インチ径ウーファー2基と、バックチャンバー実装の1インチ径ツイーター1基で構成。ユニットを上下左右対称に配置することで、音像の定位を向上。「まるでスピーカーが姿を消して、音楽そのものが立ち現れたかのような聴取体験」ができるという。内蔵アンプ出力は低域用が70W、高域用が30W。
DSP制御により、40Hzから24kHzまでフラットな周波数特性を実現。「倍サイズのスピーカーに匹敵するディープな低音、明瞭でバランスのとれた中低音域から自然で精細な高音域まで、かつてないほどリニアな特性により、あらゆるジャンルの音楽に対応する」という。
音場補正システム「ARC」にも対応。同梱の音場測定マイクをiLoud MTMのARC MIC INに接続してリスニングポジションに設置した後、CAL/PRESETボタンを長押しすることで設定。自動キャリブレーション結果に基づき、フラットな特性になるように補正するだけでなく、好みに応じて低域レンジ拡張や、低域/高域音量の手動調整もできる。
スピーカーから発する音の広がり方も最適になるようにデザイン。床、デスク、天井の反射を低減し、近距離でも正確なモニタリング可能としている。出力音圧は最大103dB(1m)で、大音量の再生も可能。
付属スタンドは、設置面からのアイソレーターとして機能し、0度~20度の角度調整もできる。横置きも可能で、ゴム製の設置台を同梱する。底面にはマイクスタンド設置用のネジ穴も備え、ライブ演奏時なども利用できる。
外形寸法は130×160×264mm、スタンドを含む重量は2.5kg。電源ケーブルや測定マイク用ケーブルなどが付属する。