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ボルダー“技術力の結晶”ステレオパワーアンプ「1161」、フォノアンプ「1108」
2019年7月29日 08:30
ステレオパワーアンプ「1161」
2017年に登場したパワーアンプ「1160」をベースに、取り回しのしやすさを追求。省スペース、軽量化を実現し、「ボルダー社技術力の結晶となった」という新モデル。
最大出力は450W×2ch(2Ω)、定格出力は150W×2ch(8Ω)。入力から出力までフルバランス回路を実装。「1160」で使用されているボルダーオリジナル「985」ゲインステージを採用。優れた信号処理と分解能を実現したという。
1110プリアンプと同じ設置面積(幅と奥行き)の省スペース設計と、1160の約半分の軽量化に成功。手動キャリブレーションを不要とし、バイアス電流を正確に安定させる自動バイアス回路を搭載。新開発保護回路によるライン電圧とアンプ動作の監視機能も備えている。
オンラインダウンロードやUSBポートを使った、ソフトウェアのアップデートもサポート行なえ、ブラウザ経由で、全てのファンクションの管理と監視も可能。ホームオートメーションへのシステムアップを可能にする「IP制御機能」も備えている。
入力端子は3ピンのXLRバランス×2。外形寸法は457×417×183mm(幅×奥行き×高さ)、重量は24.5kg。消費電力は通常100W、最大1,000W。
フォノアンプ「1108」
リファレンスモデル「2108」のエッセンスを余すところなく、堅牢なアルミブロックにまとめたというモデルが「1108」。
標準のRIAA EQカーブに加えて、フロントパネルボタンで選択可能なFFRR、コロンビア、EMI 3つのEQカーブを標準搭載。1954年以前に作られたLPレコードも、忠実で正確に再生できるという。
ボルダーオリジナルの985ゲインステージは1108専用に設計、頑丈なアルミニウムブロックから精密機械加工されたハウジングに収納されている。
入力と出力は、3ピンXLR端子で、すべてのオーディオ回路はバランス構成。2入力と2出力を備え、複数のターンテーブル、またはトーンアームを接続するためにチャンネルごとに入力が可能な3つの入力端子を装備。出力はメインリスニングシステムとレコーディングシステムのために、デュアル出力端子を装備している。
ターンテーブルのランブル振動やレコードのダメージによる低周波ノイズを除去するローカットフィルターも装備した。
入力インピーダンスは最大でMC 1,000Ω、MM 47kΩ。出力インピーダンスは100Ω(バランス)、最大出力レベルは16Vrms。重量は16.8kg。外形寸法は457×402×146mm(幅×奥行き×高さ)。消費電力は最大32W。