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ソニー、おまかせ録音進化のボイスレコーダ。画面25%拡大、操作性向上

ソニーは、リニアPCMとMP3の録音が可能なボイスレコーダー「UXシリーズ」2機種を11月2日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は16GBストレージ内蔵の「ICD-UX575F」が16,000円前後、4GB内蔵の「ICD-UX570F」が12,000円前後。カラーはいずれもブラック、ゴールド、シルバーの3色。

ICD-UX575F/570F

リニアPCM 44.1kHz/16bitと、MP3録音に対応したICレコーダー。電源を乾電池ではなく内蔵バッテリーとすることで薄さ12.2mm、重量約48gのコンパクトなボディを実現している。外形寸法は102.8×36.6×12.2mm(縦×横×厚さ)。

カラーは3色
薄型の本体

高感度/低ノイズな内蔵ステレオマイクと録音システムを組み合わせた「Sマイク・システム」を搭載。プラグインパワー対応のステレオマイク入力も装備する。

マイク部

録音時に自動で最適な感度に調整して背景ノイズを軽減する「おまかせボイス」が進化。従来機ICD-UX565F/560Fは、自動調整により人の声も大きく録れるが、背景ノイズまで大きくなるという課題があった。新モデルUX575F/570Fでは定常的な背景ノイズを軽減しながら自動で最適な感度に調整、声などをよりクリアに録音できるという。ノイズに対して独自のアルゴリズムで常時解析。変化に合わせて抑圧フィルターを更新/最適化するため、より高精度にノイズを低減可能としている。

小さな音で録ってしまったファイルを聞き取りやすく再生するノーマライズ機能も搭載。録音データに含まれる最大音量を読み取り、音が歪まない範囲で限界まで自動的に音量を上げて聞き取りやすいように再生できる。

そのほか、従来モデルと同様に、音声以外のノイズを低減して声の大小を自動調整するクリアボイス機能や、自然な音程のまま再生スピードを変えられるDPC、録音日からファイルを検索できる日付検索なども搭載する。

ディスプレイは従来の1.3型から1.45型へと25%拡大、ドットサイズも従来の0.153mmから、0.174mmに大きくなった。録音LEDも、より大きくはっきり発光するものに変更。主要画面のレイアウトも、見やすいように見直した。

例えば、録音時はシーン設定を見やすく表示、シンプルなレベル表示にするなど、録音の状態を分かりやすくした。再生時は、ファイル全体の長さも表示可能になった。

本体ボタン部も、録音エリアと再生エリアを区分して操作性を向上。再生時の早送り/巻き戻し操作をしやすくするボタンも装備。1ボタンで10秒送りまたは3秒戻しが可能なイージーサーチと、録音ファイル全体10%ごとの送り/戻しができるタイムジャンプの専用ボタンを本体下部に採用した。

ディスプレイを拡大。再生時は、ファイル全体の10%ごとにスキップできる

イヤフォン出力とスピーカーを内蔵。内蔵メモリのほか、別売microSD/SDHC/SDXCカードへの録音もできる。FMラジオの聴取と録音も可能で、ワイドFMにも対応する。スライド収納式のUSB端子を備え、パソコンなどに直挿ししてデータ転送などが行なえる。

microSDカードスロット部
パソコンにダイレクト接続できる

内蔵バッテリでの連続録音時間はMP3 48kbpsで約22時間。キャリングケースや、PCソフト「Sound Organizer2」(本体メモリ内)が付属する。