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ケンウッド、後方スモークガラス対応のドラレコ。ソニー製CMOS搭載機も

JVCケンウッドは、ケンウッドブランドのドライブレコーダー3機種を11月中旬より順次発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格と発売時期は、2カメラ構成の「DRV-MR745」が30,000円前後で11月中旬。前方カメラのみで夜間にも強い「DRV-650」が20,000円前後、同モデルに無線LANも搭載した「DRV-W650」が25,000円前後で、2機種とも11月下旬発売。

DRV-MR745

スモークガラス対応リアカメラ採用のDRV-MR745

2つのカメラを備え、前方/後方をフルHDで撮影できるドライブレコーダー。新たにリアカメラに「スモーク シースルー機能」を搭載。リアがスモークガラスでも、後方からのあおり運転や追突事故などの状況を鮮明に記録可能としている。また、フロント/リアカメラの両方にF1.8の明るい広視野角レンズを搭載し、広範囲の映像録画を可能にしている。画角は水平122度、垂直63度、対角150度。32GBのmicroSDHCカードを同梱する。

DRV-MR745

フロント/リアカメラともに1/2.7型約210万画素のCMOSセンサーを搭載し、1,920×1,080ドット/27.5fpsの撮影が可能。録画モードは常時録画/イベント記録/手動録画/駐車監視録画に対応する。

フロントカメラはHDR対応。逆光やトンネルの出入り口、夜間走行時の照明など、明暗差が激しい環境時にも、白とびや黒つぶれを抑え、安定した録画を実現するという。

3軸Gセンサーを搭載。別売の車載電源ケーブル「CA-DR350/DR150」を使用することで、最長24時間の駐車監視録画が可能。駐車中の衝撃や、動体の検知にも対応し、検知前の5秒間と検知後の5秒間の計10秒間録画できる。駐車録画が終了する前にさらに衝撃または動体を検知すると、駐車監視録画が最大1分間延長される。

運転支援機能として、自車と前方の車との距離を検出し、安全な距離が保たれていない場合に、警告音で知らせる前方衝突警告や、時速60km以上で走行中、現在の車線からはみ出してしまった際に知らせる車線逸脱警告、自車が停止中、前方車両の発進に対し自車の発進遅れを検出した場合の発進遅れ警告に対応。

そのほか、連続運転を長時間続けると警告音で知らせるリフレッシュ通知機能や、Gセンサーにより車の動きを検出し、運転の仕方を自動診断して診断結果をアイコン表示するエコドライブ表示機能も利用可能。

ルームミラー裏への設置を考慮したコンパクト設計で、外形寸法と重量は、フロントが87.9×34.4×50.6~84mm(幅×奥行き×高さ)、108g、リアが44×33×40.4~76mm(同)、35g。テレビ放送への電波干渉を抑える「地デジ干渉対策」(VCCIクラスB適合)済み。

「STARVIS」CMOSセンサー搭載のDRV-650/W650

同社の映像/光学技術に加え、暗さに強いソニー製CMOSセンサー「STARVIS」を採用したNIGHT MODEが利用可能なモデル。暗いトンネルや夜間でも鮮明な映像を録画可能としている。なお、カメラはフロントのみ。2機種の違いは無線LAN機能の有無で、DRV-W650は撮影した動画をワイヤレスでスマートフォンに転送できる。

DRV-650

CMOSセンサーは1/2.7型約207万画素で、記録解像度は1,920×1,080ドット。フレームレートは27.5fpsに加え、新たに1080p/55fpsにも対応。より滑らかなフルHD動画とブレの少ない静止画再生を実現するという。レンズはF1.8。画角は水平117度/垂直60度、対角142度。HDRにも対応する。

常時録画/イベント記録/手動録画/駐車監視録画に対応。3軸Gセンサーを搭載する。別売電源ケーブル「CA-DR350/DR150」の使用で、最長24時間の駐車監視録画が行なえる。

運転支援機能として、前方衝突警告、車線逸脱警告、発進遅れ警告、リフレッシュ通知、エコドライブ表示に対応する。

無線LAN搭載のDRV-W650は、専用スマホアプリ「DRV Link」を使って、ドラレコからスマホに直接動画を転送/保存可能。録画ファイルを選択して転送できるほか、手動録画/転送や、衝撃を検知した際に自動で動画(20秒間の動画ファイル)を転送することも可能。アプリはiOS 8.0以上/Android4.4以上に対応する。

DRV-W650

外形寸法は2モデル共通で、90.2×37.2×49.1mm(幅×奥行き×高さ)、ブラケット装着時の高さは77mm。重量はDRV-650が104g、DRV-W650が108g。地デジ干渉対策済み。