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オンキヨー、クジラのヒレから着想を得たスピーカー向けバスレフダクト

オンキヨーは、クジラのヒレの構造から着想を得た低ノイズ高能率の「ボルテックスジェネレーターダクト」を開発。バスレフスピーカーのダクト形状に応用する事で、ノイズを大幅に低減し、「再生音の明瞭度及び低音再生能力を飛躍的に向上できる」という。

クジラのヒレの構造から着想を得た低ノイズ高能率の「ボルテックスジェネレーターダクト」

クジラは巨大な体を持った動物である一方、水中で驚くほど効率よく潜行や旋回ができる。その秘密はヒレのコブにある凹凸の形状効果で小さな渦を発生させ、後方の層流の剥離点をシフト。圧力抵抗を低減させている事にあるという。

オンキヨーは、そのヒレ構造に着目し、バスレフスピーカーのダクト形状に応用した。その結果、省スペースながら、開口部外周付近で効率よく小さな渦(乱流)を発生させ、空気の流れを自然に拡散できたとする。

この「ボルテックスジェネレーターダクト」をOEM製品や自社ブランド製品のバスレフスピーカーに採用。「空気の流れが発生し、ノイズ源となる開口部をもつ機器全般に応用し、音のソリューション提供を続けていく」としている。