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JBL、銘スピーカー復活「L100 Classic」の小型版「L82 Classic」。ペア25万円
2020年4月2日 14:17
ハーマンインターナショナルは、JBLから1970年代に発売された銘機「L100 Century」をオマージュし復活させたモデル「L100 Classic」の小型バージョン「L82 Classic」を、5月中旬に発売する。価格はペア25万円。専用スタンド「JS-80」はペア30,000円。
「JBL L100 Classic」の魅力をコンパクトなボディに凝縮、「アイコニックなデザインはそのままに、長年のスピーカー開発で培われた最新の技術と音響設計を惜しみなく投入したモダンクラシック・スピーカー。エンクロージャーを小型化することで、設置性の自由度が格段に向上。リビングルームや書斎など、上質な音楽がいつでもそばにあるミュージックライフを提供する」という。
ウーファーには、L100 Classicに採用された「JW300PW-8」を、より小口径な8インチ(200mm)径にダウンサイジングした、新開発の「JW200PW-6」を搭載。コーン紙にはJBL伝統のホワイトカラーのピュアパルプコーンを採用。高剛性アルミダイキャストが低音域再生時の大きな振幅をしっかり抑制し、音の立ち上がりなどのレスポンスを向上。ロングボイスコイル設計により迫力のある低音を再生できるという。
JBL伝統の明るく伸びやかなサウンドのために、L100 Classicと同じ、1インチ(25mm)径のピュアチタン・ドームツイーターの最新バージョンを採用。ショートホーンタイプの大型フェイスプレートとフェイズプラグも組み合わせ、「現代のワイドレンジな高解像音源も余すことなく、そのポテンシャルを引き出すことが可能な音響特性を確保した」とする。
適切なエネルギーバランスで音楽を再生するために、高品位なネットワーク回路も採用。高音域用連続可変アッテネータも備えており、部屋の特性やお好みに合わせたサウンドの微調整ができる。
上位モデル譲りの堅牢なキャビネットにユニットをマウント。バスレフポートはキャビネット内外の開口部に大きなフレアーを設け、大振幅時における風切り音(ポートノイズ)を低減。ポートチューニングに伴う、Qの急激な上昇を抑え低域の強調感を和らげるスリップストリーム・ポートとした。これをフロントバッフルに設置することで、周囲に壁などの障害物がある場合でも音質への影響を最小限に抑えている。
クロスオーバー周波数は1.7kHz、出力音圧レベル(2.83V/1m)は88dB。公称インピーダンスは8Ω。再生周波数特性(-6dB/無響室特性)は44Hz-40kHz。推奨アンプ出力(RMS)は25~150W。外形寸法は281×315.5×473mm(グリル含む)。重量は13.2kg(グリル含む)。
耐候性を高めた新設計のQuadrex Foamフロントグリルを同梱。カラーはブラック、オレンジ、ダークブルーの3色。別売のグリルを追加購入することで手軽にイメージチェンジも楽しめる。グリル単品の価格はペア20,000円。
専用スタンド JS-80は、L82 Classic専用にデザインされたスチール製スタンド。仰角を付けることでツイーターの指向性軸をリスニング・ポジションに向け、周波数レスポンスと音像、音場の再現性を最適化できる。