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JBL、Classicシリーズ最小スピーカー「L52 Classic」。ペア11万円

L52 Classic

ハーマンインターナショナルは、今年創立75周年を迎えるJBLブランドの新製品として、人気の「Classic」シリーズで最小サイズ、133mm径ウーファーを搭載した2ウェイ・コンパクトスピーカー「L52 Classic」を10月中旬に発売する。価格はペアで11万円。

L52 Classic
Quadrex Foamフロントグリルを採用し、カラーはダークブルー、ブラック、オレンジの3色から選べる

JBL「L Classic」シリーズは、70年代に登場し、その歴史の中で最も成功したスピーカーと称された「L100 Century」をモチーフとしてデザインした、モダンクラシック・スピーカーのシリーズ。先に登場した「L100 Classic」と「L82 Classic」は、その象徴的な外観と、最新機能の高性能スピーカーとして人気モデルになっている。

左からL52 Classic、L82 Classic、L100 Classic 75

新製品の「L52 Classic」は、それらのスピーカーの中で最もコンパクトなモデル。グリルを含めた外形寸法は、197×216×331mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は5kg。高い音響性能を備えながら、より使いやすいサイズと設置の融通性を高めたことで、「L Classicシリーズの魅力をより多くの方々に広める役割を担って登場した」という。

上位モデル「L100 Classic」、「L82 Classic」と同様、クラシカルかつアイコニックなデザインを踏襲。上位モデルに搭載している25mm径チタンドーム・ツイーターの3/4スケール・バージョンである、新開発の19mm径チタンドーム・ツイーター「JT020Ti1-4」を装備。クロスエッジによるスムースなレスポンスを継承。独自技術のウェーブガイドと音響レンズと合わせて、クリアで高精細な高音域再生を実現したとする。

高音域用連続可変アッテネーターも備え、部屋の音響特性や好みに合わせてサウンドの微調整が可能。

高音域用連続可変アッテネーター

低音再生用には、JBL独自のSFG対称磁界構造にアルミショートリング、コッパ―キャップを組み合わせた超低歪磁気回路と、堅牢なアルミダイキャスト製フレームを採用し新設計した133mm径のホワイト・ピュアパルプコーン・ウーファー「JW135PW-4」を搭載する。

133mm径のホワイト・ピュアパルプコーン・ウーファー「JW135PW-4」

上位モデル同様のV字ブレーシングによる内部補強を施した高剛性キャビネットと合わせて、「サイズを超えた迫力の低音再生を可能にする」という。

耐候性を高めた新設計のQuadrex Foamフロントグリルを採用し、カラーはブラック、オレンジ、ダークブルーの3色バリエーションを用意。空間のイメージやインテリアに合わせて、好みの色を選べる。

Quadrex Foamフロントグリルのダークブルー

コントロールモニター「4312」シリーズのコンパクトモニターとして永く愛されてきた「4312M」シリーズに近似した外形寸法で、別売の専用ブラケット「MTC-U1」(1個13,200円)を使い、壁・天井面への設置も可能。家庭でのシアター用サラウンドスピーカーや、レストラン・店舗などへのインストールにも対応できる。

クロスオーバー周波数は2.8kHz。公称インピーダンスは4Ω。再生周波数特性(-6dB/無響室特性)は47Hz~24kHz。推奨アンプ出力(RMS)は10W~75W。

スピーカーターミナル
同日発表された、ARCAMブランドのアンプ内蔵ストリーミングプレーヤー、Solo Unoと組み合わせたところ