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JBL人気スピーカーが75周年記念モデルに「L100 Classic 75」
2021年4月14日 13:30
ハーマンインターナショナルは、JBLブランドの75周年記念モデルとして、人気スピーカー「L100 Classic」のユニットや内部のネットワークなどに手を加え、外観も特別仕様としたリミテッドエディション「L100 Classic 75」を日本で披露した。初夏に予約受付を開始する予定で、価格は未定だがペア、かつフロアスタンドもセットで70万円前後の予定。全世界750セットの限定生産となっており、日本での台数は未定だが「50セットほどのイメージ」だという。
1970年代の銘機「L100 Century」をベースとした新機種として、2019年に発売した「L100 Classic」(1台250,800円)は全世界でヒット。そのL100 Classicをベースとしながら、さらにハイグレードに仕上げたのが今回の「L100 Classic 75」となる。
外観としては、フロントバッフルを含む全6面に、高級家具などにも使われる豪華なチーク材のリアルウッドを採用。
さらに、内部のユニットやネットワークなどのコンポーネントもブラッシュアップすることで、「サウンドに一層の磨きをかけた」という。なお、背面のスピーカーターミナルはバイワイヤリング対応に進化しており、端子そのものもグレードアップ。内蔵のネットワークもセパレートタイプになるなど、「中身はほぼ別物」とのこと。
ペアでの販売となるが、マッチドペアでの販売となる。さらに、フロアスタンドもセットになっている。また、背面には、エンジニアChris Hagen氏の署名やシリアルナンバーが記されている。
ユニット構成は、ウェーブガイドを備えた25mm径のチタンドームツイータと、125mm径のピュアパルプコーンを用いたミッドレンジ、ホワイトのピュアパルプコーンを用いた300mm径ウーファを搭載する。
より現代的でパワフルなサウンドに
発表会場で短時間だが、試聴した。通常のL100 Classicと比べ、外観としてはさらに大人っぽく、落ち着いた雰囲気になっているが、出てくるサウンドは非常にクリアでメリハリがアップ。中低域が前に押し出すパワフルさにも磨きがかかっている。
情報量も多く、細かな音も輪郭が明瞭。それらの音がしっかりと前に出るため、豊富な情報量が聴き取りやすい。“見た目は伝統的だが、サウンドはさらに現代的になった”という印象だ。
組み合わせるアンプも登場予定
今回、実機の展示は無かったが、「L100 Classic 75」とのマッチングを想定した75周年記念のアンプ「SA750」も、初夏に予約受付を開始する予定。価格は40万円前後。全世界台数限定生産。
L100 Classic 75と同じ、チーク材のベニヤを配しているほか、レトロ風のアルミ削り出しフェイスパネルも採用。銘機「SA600」のデザインを継承しつつ、中身は最新のテクノロジーを搭載しているという。
アナログレコードとの接続にも対応するほか、アナログプリアウトも搭載。ネットワーク再生機能も備え、音楽配信サービスやハイレゾ楽曲をアンプだけで再生できる。
トロイダルトランスなど、厳選パーツを投入。音場補正機能「Dirac Live」も搭載する。