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シャープ、地デジを“4K放送級の美しさ”に「5upコンバーター」搭載AQUOS BDレコーダ

AQUOS ブルーレイレコーダー、2TB HDDの「2B-C20CT4」

シャープは、2Kの地上デジタル放送を“4K放送級の美しさで楽しめる”という「5upコンバーター」を搭載したAQUOS ブルーレイレコーダー2機種を4月30日に発売する。どちらもトリプルチューナー搭載で、価格は、2TB HDDの「2B-C20CT4」が8万円前後、1TBの「2B-C10CT4」が7万円前後。

地上/BS/110度CSデジタルチューナーを各3基搭載する。4K放送受信用チューナーは搭載していない。

1TB HDDの「2B-C10CT4」

「5upコンバーター」搭載の「4KマスターエンジンBD-Premium」を採用しているのが特徴。「地上デジタル放送が4K放送級の美しさで楽しめる」というもので、輝度、解像度、色域、フレームレート、ビット深度の5ポイントをアップさせるという。

具体的には、地デジのSDR映像を、HDR10映像にアップコンバート。より豊かな明暗表現ができ、明るい部分は白とびせず、暗い部分は黒つぶれすることなく、奥行感や質感をリアルに映し出せるという。

地上/BSデジタルの2K映像を、4倍の3,840×2,160ドットに高め、より自然に近い、細部まで緻密な表現を実現。色域は、地デジのBT.709から、新4K衛星放送などの用途向けに策定されたITU-R BT.2020規格に変換。色の表現範囲が大幅にひろがり、繊細で豊かな色彩描写を実現したとする。

フレームレートは、新4K放送と同じ60pに変換。1画素あたりに表示できる色数を表すビット深度は、地デジの8bit(約1,677万色)から、10bit(約10億7,374万色)、または12bit(約687億色)で出力。「自然で滑らかなグラデーションを実現できる」という。

新作連続ドラマを4週間分、自動で録りおきする「ドラ丸」機能も搭載。リモコンのボタンを押すと、開始前のドラマや録画しているドラマなどが一覧表示でき、ドラマ探しが快適に行なえる。

内蔵HDDに録画した番組は、リモコンの「(ポップアップ)メニュー」ボタンを押すと、見たいシーンだけすぐ再生する「見どころポップアップ」機能が利用できる。録画番組を約5分ごとに子画面表示するもので、早送りしなくても中身が把握でき、見たいシーンからすぐに再生できる。

録画した番組を18画面で一覧表示。カーソルを合わせた番組を、音声付き動画で確認する機能も備えている。

HDDには番組の録画に加え、スマートフォンで撮った写真や動画なども蓄積可能。「スマホ写真・動画まるごとストレージ」と呼ばれる機能で、スマホから無料の専用アプリを用いて、レコーダーへ手軽にWi-Fi転送。テレビの大画面で、撮影した映像などが楽しめる。

HDD/BDドライブ健康診断機能も搭載。HDDは長年使用すると突然クラッシュして録画データが消えてしまうことがあるが、HDDの健康診断を実施する事で、その結果を3段階でランク付けし、コメントで通知。大切な番組をディスクにダビングしておくなど、故障する前に備えられる。

番組の録画予約/番組表のキーワード検索/録画番組の再生/録画リストの検索などの操作は、AQUOSリモコンやスマートスピーカーに声で話かけることで可能。スマートフォンのアプリからも音声で操作できる。

付属のリモコン

HDMI出力は1系統搭載。無線LANに加え、LAN端子も装備。別売のUSB HDDも接続できる。外形寸法は430×195×51mm(幅×奥行き×高さ)で2機種共通。重量は、2TBモデルが約2.5kg、1TBモデルが約2.3kg。消費電力はどちらも約23W。

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