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有線でも使える完全ワイヤレスイヤフォン一般販売。小岩井ことり参画

KPro01

オウルテックは、声優でオーディオマニアでもある小岩井ことりさんとコラボした完全ワイヤレスイヤフォン「KPro01」の一般販売を決定。一般販売分の発売日は未定で、決まり次第、改めて発表するとしている。標準セットとシルバーケーブルセットを用意。価格はオープンで、店頭予想価格は標準セットが21,780円前後、シルバーケーブルセットが25,080円前後。

完全ワイヤレスだが、ケーブルを接続して有線イヤフォンとしても使えるのが特徴。2月よりMakuakeにて、目標金額300万円、期限を4月29日とし、クラウドファンディングを開始。わずか45分で1,000万円を突破、5,000万円を超える支援が集まっており、好評であると判断し、一般販売を決定したとする。

ワイヤレスイヤフォンでは、「音ゲー」や動画視聴時の音の遅延が気になる事があるため、「有線イヤフォンとしても使用できる、音ゲー向けの完全ワイヤレスイヤフォン」をコンセプトに開発。小岩井ことりさんは、オウルテック企画部の一員として参加し、有線と無線の接続が切り替えられるという製品構成の提案から、サウンドのチューニング、デザイン策定まで幅広く関わっているという。

小岩井ことりさん

ドライバーは6mm径ダイナミック型を搭載。音楽ゲームを気持ちよくプレイできるよう、ドラムのキックの厚みやハイハットの抜けの良さに注目したチューニングを施したとする。

筐体の形状は、カスタムIEM風のデザインを採用し、「自分だけのモノ」という雰囲気を醸し出したとしている。そのまま完全ワイヤレスとして利用できるほか、カスタムイヤフォン用の2ピン端子を備えており、付属のUSB-Cケーブルを接続すると有線イヤフォンとして利用や、充電ができる。約2時間の充電で5〜8時間の連続再生が可能。完全ワイヤレスで一般的な、充電ケースは付属しない。

導体に銀メッキ銅を採用した「シルバーケーブル」(再生機器側の端子は3.5mmステレオミニ)はセットのほか、単品でも用意。シルバーケーブル単品の店頭予想価格は6,028円前後。また、好みの市販ケーブルに交換(リケーブル)して音質チューニングを楽しめるとしている。

Bluetooth 5準拠。チップにはQualcommの「QCC3020」を採用。アンテナ設計を工夫し、高い接続性を実現したとする。コーデックは、AAC、SBC、aptXに対応。プロファイルはA2DP、HFP、HSP、AVRCPをサポートする。

インピーダンスは16Ω、再生周波数帯域は20Hz〜20kHz。耐水性のあるナノコーティング塗装を施しており、多少の雨や運動時にも利用できる。S/M/Lの3サイズのイヤーピースと専用ポーチが付属する。専用ポーチは単品も用意し、店頭予想価格は2,728円前後。

小岩井ことりさんのコメント

KPro01への反響の大きさに驚いております。クラウドファンディングで300万円という大きな金額を達成できるのだろうか…… と本当に不安だったのですが、15倍を超える支援をいただけました。皆さまのおかげです。ありがとうございます。

KPro01は、自分の経験や人からの相談を元に、「自分自身が欲しいもの」を目指した成果です。

ワイヤレスイヤホンは、音が途切れることがあったり、ゲームや動画視聴の時には遅延が気になってしまいます。しかし、現在の技術では途切れや遅延を完全になくすのは難しいようです。

そこで、ワイヤレスイヤホンなのにケーブルを挿せて、有線イヤホンにもなる製品があったら便利だな~と思いつきました。

KPro01が皆さまの毎日をもっと快適にするお手伝いができたら嬉しいです。