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地球15周回した360度動画公開。RICOH&JAXA開発の宇宙カメラが撮影

宇宙船外で撮影された360度静止画
(C)RICOH/JAXA

リコーは15日、宇宙船外で撮影した新しい360度動画を公開した。国際宇宙ステーションが地球を周回する間に撮影した画像をタイムラプス動画にしたもので、美しい地球の姿が楽しめる。WebブラウザやVRゴーグルを利用し、360度の全方位を自由に鑑賞できる。

撮影した動画は、RICOH THETAをベースにJAXAとリコーが共同開発した小型全天球カメラが捉えたもの。宇宙ステーション補給機「こうのとり」8号機で国際宇宙ステーション(ISS)へ送り届けられ、現在も日本実験棟「きぼう」の船外実験プラットフォームで360度の静止画・動画の撮影を行なっている。

国際宇宙ステーション(ISS)で撮影された360°動画 〜タイムラプス動画 地球15周回分〜

静止画・動画公開は、2019年10月、同年11月、そして'20年3月に次いで4度目。今回はISSが地球を15周回する間の昼間のみ撮影した画像をタイムラプス動画に編集。美しい地球を動画で観ることができる。

撮影された全天周動画は、JAXAの「JAXAデジタルアーカイブス」(JDA)、およびリコーの「THETA LAB」に掲載。Webブラウザ上から360度の全方位を自由な視点で鑑賞できるほか、VRゴーグルなどを利用して臨場感あふれる全天球イメージで宇宙空間を疑似体験することもできる。