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ソニー、ヘッドフォン用アプリ進化。AI学習で場所ごとにNC/EQ自動切り替え

ヘッドフォン/イヤフォン用アプリ「Sony Headphones Connect」

ソニーは、ヘッドフォン/イヤフォン用アプリ「Sony Headphones Connect」をVer.7.0にアップデートした。ヘッドフォンの使用場所をAI学習してノイズキャンセル効果を自動切り替えできるようになったほか、ユーザーインターフェイスを変更した。対応OSはAndroid 5.0以降と、iOS 11.0以降。

新バージョンでは、行動パターンを検出してノイズキャンセリング機能を自動で調節する「アダプティブサウンドコントロール」の進化が特徴。新たに、スマートフォンのGPS機能を使い、AIがユーザーの“よく行く場所”を学習し、場所に応じたノイズキャンセリング/イコライジングモードを自動で切り替えることができる。

よく行く場所の設定画面

流れとしては、アプリのアダプティブサウンドコントロール設定画面で機能をONにして数日使用すると、AIがよく行く場所を検知し通知。自宅や職場などは2、3日で学習するという。アプリが場所を学習したら、設定画面から場所を登録し、場所に応じたノイズキャンセリングやイコライザーを設定すれば、次にその登録場所を訪れた際には自動でモードを切り替えてくれるようになる。場所の登録は、学習した場所から登録する以外にも、手動でGoogleマップから設定することも可能。

新しくなったアダプティブサウンドコントロールの対象モデルは「WH-1000XM2」「WH-1000XM3」「WH-H910N」「WH-XB900N」「WI-1000X」「WI-1000XM2」「WF-1000X」「WF-1000XM3」。

完全ワイヤレスイヤフォン「WF-1000XM3」

ユーザーインターフェイスを改善。ステータスやサウンド、システムなどがタブ形式で切り替えられるようになった事に加え、UIの背景が、本体カラーに合わせたデザインになった。

通知の表示方法も変更し、通知をタップすると設定画面にそのまま遷移できるようになった。ほかにも、使用するスマホの画面サイズに応じて、イコライザーのカスタム画面の表示を最適化している。