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BenQ、4K/HDR対応で短焦点設計、“スポーツモード”も備えた新プロジェクタ

ホームエンターテインメントプロジェクター「TK850」

ベンキュージャパンは、プロジェクター「TKシリーズ」の新製品として、4K HDR対応の家庭向けモデル「TK850」を6月27日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は21万円前後(税込)。カラーはピアノホワイト。

DLPプロジェクターで、パネル解像度は3,840×2,160ドット。輝度は3,000ルーメン。色域はRec.709を98%カバー。レンズには最高品質のガラスを使用しており、独自の低分散レンズコーティングを組み合わせ、色収差を抑えている。耐熱性や耐久性の高いDLPチップの採用により、「劣化することなく長年にわたって絶対的な画質を保つ」とする。

レンズは1.3倍ズーム。短焦点設計となり、自動縦台形補正、垂直レンズシフトも搭載。狭いスペースなど、どんな環境にも適応するという。投写画面サイズは30型~300型まで対応、100型を約2.5mの距離から投写できる。

HDR表示にも対応。独自のHDR-PROテクノロジーは、HDR10/HLGをサポート。ダイナミックアイリスとダイナミックブラックテクノロジーを組み合わせ、トーンマッピング機能をさらに強化。明るさを調整する「HDR Brightness」も搭載し、明るい領域と暗い領域をより正確に、深いコントラストで表示できるとする。

スポーツモードも搭載。肌の色や、芝の青色や緑色、インドア競技の温かみのある木目など細部まで明瞭に表示。「よりリアルな質感でスポーツが楽しめる」という。

本体に5W×2のスピーカーも搭載。立体的な音を再生するという「CinemaMaster Audio+2」技術を投入。独自のイコライザーアルゴリズムと、マグネシウムとルビジウムの合金などの素材を組み合わせ、「深みのある低音と高音域を実現する」という。

入力端子はHDMI×2で、HDMI 2.0、HDCP 2.2対応。出力端子として、ステレオミニのアナログ音声×1、光デジタル音声×1も搭載。RS232C端子、USB Type-A(給電専用)、12Vトリガー端子なども備えている。

消費電力は最大350W(待機時0.5W)。外形寸法は380×263×127mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約4.2kg。

背面