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BenQ、低遅延な4K/HDRゲーミングプロジェクタ

4K/HDR対応ゲーミングプロジェクタ「TK700STi」

ベンキュージャパンは、低入力遅延を実現しゲーミングに最適な、4K/HDR対応の短焦点型プロジェクター「TK700STi」を4月10日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は22万円前後。カラーはパールホワイト。

“ゲーミングプロジェクター”としては日本初という4K UHD解像度を実現し、HDR10/HLG やRec.709カバー率96%の高色域により、最高級のビジュアルクオリティと鮮やかな質感でゲームの世界を体感できるとするBenQプロジェクターの新モデル。

約2mの距離から、100インチ以上の映像を投写できる短焦点設計で、3,000ルーメンという高輝度性能も特徴。明るい部屋や狭い部屋など、あらゆる環境下において、大画面で綺麗に投影できるとしている。

応答速度(高速モードON時)は、4K60Hz・1080p/60Hz動作時で16.67ms、1080p/120Hz時で8.33ms、1080p/240Hz時で4.16msの低入力遅延を実現しており、スムーズかつシームレスな操作性を体感可能。特にスピーディーな操作が勝敗を決めるスポーツゲームやシューティングゲームでの操作をサポートした。

HDMI2.0を2系統備えており、PlayStationシリーズやNintendo Switch、Xbox Series Xなどの最新ゲーム機と連携できるという。なお、ゲーム機からの対応信号は4K60Hz、またはフルHDの120Hzまでで、240Hz動作はPCとの接続時のみ対応する。

FPS、SPG、RPGの3つのゲームモードを搭載。各ゲームジャンルにおいて、丁寧にカラー補正された最適なビジュアルおよび、ジャンル別に調整されたオーディオでゲームの世界観を忠実に表現。たとえば、FPSモードでは、他のモードよりも細部のディテールが劇的に強化され、暗闇のシーンでも隠れた手がかりや影に潜む敵を簡単に見つけることが可能。足音や銃声など、周囲の音がはっきりするため、索敵にも効果的という。

天面

同梱のAndroid TVドングルを接続すると、ゲームをはじめ、映画やスポーツ、テレビ番組など、Google Playストアの5,000以上の豊富なライブラリから、4K解像度で気軽にエンターテインメントが楽しめる。プロジェクターのリモコンとAndroid TV用リモコンが一体化しているので、シンプルに操作できるという。なお、Netflixアプリは利用できない。

デバイスは単板DMDチップで、表示解像度は4K/3,840×2,160ドット。HDR規格は、HDR10とHLGをサポートし、Rec 709カバー率は96%。輝度は3,000ルーメンを確保しており、明るい環境でも鮮やかな4K映像を投影できる。コントラスト比は10,000:1で、色再現性は約10億7,000万色。

本体には、感動的で壮大なサウンドを目指した「CinemaMaster Audio+2」技術を使った5Wモノラルスピーカーを搭載。シネマ・音楽・ゲーム・スポーツ・ユーザーなどのカスタムサウンドモードも用意する。

レンズは光学1.2倍ズームで、投写画面サイズは最大200型。限られた空間でも大画面を投影できる短焦点設計で、投写距離1mの場合は約50型、1.5mでは約75型、2mでは約100型の映像が投写できる。3D台形補正を備えており、部屋のどこに設置しても投写する際の歪みを取り除くことが可能。デジタル回転補正で平行でない場所でも綺麗に投影できるという。

正面

240Wのランプ光源を採用し、寿命は標準で最大約4,000時間、ランプセーブで最大約15,000時間。

HDMI端子は2系統で、内1つはeARCをサポート。Android TVドングル専用のHDMI入力も1系統用意する。アナログ音声入力(ミニジャック)の出力も1基備える。ほかにはRS-232(9ピン)、給電用USBなどの端子も用意する。

動作音は29dB(エコノミー)/35dB(標準)。消費電力は最大380W。外形寸法は312×246×110mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約3.1kg。

背面