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Benchmark、THX技術搭載ヘッドフォンアンプ「HPA4」、ステレオパワー「AHB2」

ヘッドフォンアンプ「HPA2」

エミライは、THXテクノロジーを搭載した米Benchmark Media Systems製のヘッドフォンアンプ「HPA2」と、ステレオパワーアンプ「AHB2」の2機種を17日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は各39.8万円前後。色はシルバー。

2機種のアンプとも、Benchmark Media SystemsとTHXが提携・発表した「THX AAA(Achromatic Audio Amplifier)」テクノロジーを搭載するのが特徴。

ステレオパワーアンプ「AHB2」

THX AAAは、高調波、インターモジュレーション、クロスオーバーの歪みを20~40dB低減できるという独自のアンプ技術となっており、特許取得済みのフィードフォワード・トポロジーにより、従来の歪みやノイズのメカニズムを無効化、理想的なアンプ特性を実現したとしている。

ヘッドフォンアンプ「HPA2」

アンプ部は、最高級金接点のコンタクトリレーを採用し、4つの独立した256ステップ・アッテネーターを搭載する。また純アナログ回路構成により、SN比135dB、歪率0.00006%という超低ノイズ・超低歪回路も特徴。

HPA2

ヘッドフォン出力部は300Ωで11.9Vrms、16Ωで6Wの大出力を供給。低感度かつ高インピーダンスのヘッドフォン、また低インピーダンスのヘッドフォンにも高出力と高電流をクリーンに届けることが可能とする。また帯域幅は0.01Hz~500kHz以上を達成しており、オーディオ帯域幅全体にわたり正確な振幅と位相の精度を実現しているという。

バランスコントロール、入力レベルオフセット、入力名、画面調光、リモートコントロール、機能ロックなどの機能が操作できるタッチスクリーン液晶をフロント部に搭載。

ボリューム・コントロール・ノブは、ヘビーユースにも耐えうるとする高品質の光学式エンコーダとし、アクセラレーション機能による0.5dB刻みの256段階音量ステップを実現した。

主なインターフェイスは、バックパネルにRCAとXLRステレオライン入力が各2系統。RCAとXLRステレオライン、XLRモノラルサム出力が各1系統。フロントには、6.3mm標準、4ピンXLRヘッドフォン出力を各1系統備える。

脚部を含む外形寸法は22×21.2×9.86cmで、重量は約3.63kg。

背面

ステレオパワーアンプ「AHB2」

ダイナミックレンジ性能を132dBとし、リファレンスクラスのパワーアンプと比較して10~30dBの高い静粛性を実現。また周波数特性も200kHzを実現することで、音源本来のニュアンスやダイナミクス、ディテールを発見し、ハイレゾリューションフォーマットの可能性をフルに体験することができるとする。

AHB2

6Ω時で480Wもの出力を実現。A級アンプを超える駆動力を実現しながら、低ノイズ、低歪率を備え、クラスDパワーアンプに匹敵するパワー効率を実現したとする。また各チャンネルに同時に最大29Aのピーク電流を供給可能。モノモードに設定すれば、モノラルパワーアンプとしても使用できる。

インターフェイスは、XLRステレオライン入力を1系統(モノ兼用)備えるほか、ブリッジ接続用のXLRコネクタ出力、12Vトリガー端子を用意する。

ノンラックマウントバージョンの外形寸法は、28×23.7×9.9cm(幅×奥行き×高さ)。重量は5.67kg。

背面