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ほぼCGなし、驚異の飛行映像・映画「グランド・ジャーニー」7月23日公開

滅危惧種の渡り鳥を救うべく活動した冒険家の実話をベースとする映画「グランド・ジャーニー」が7月23日に公開される。公開日決定にあわせて、ほぼCGを使わずに撮影された飛行映像も解禁。新宿バルト9ほかで全国ロードショーされる。

BBCのドキュメンタリーシリーズ「アースフライト 大空の冒険者たち」や、2003年公開の映画「WATARIDORI」の制作にもかかわった冒険家クリスチャン・ムレクの実話をベースに創作された作品。絶滅が危惧される渡り鳥に、ノルウェーからフランスまでの安全な飛行ルートを超軽量飛行機(ULM)を使って教えるという挑戦に挑む父子の旅が描かれる。

監督を務めたのは自身も冒険家で、世界的ベストセラーの実写版「ベル&セバスチャン」でメガホンを取ったるニコラ・ヴァニエ。主人公のモデルとなったムレクは脚本のほか、作品の鍵となる飛行シーンの撮影も担当。劇中にも登場するULMを使って撮影された映像はまるで空を飛んでいるかのような浮遊感を観客にもたらす仕上がりとなっている。主人公の父クリスチャンを演じたのはジャン=ポール・ルーヴ。渡り鳥をともに空を飛ぶ息子トマ役にはオーディションで数千人の中から選ばれた新人ルイ・バスケスが選ばれた。

ほぼCG無し!鳥のように空を飛ぶ驚異の飛行映像ー|映画『グランド・ジャーニー』本編映像

公開日決定にあわせて公開された映像は、主人公の少年トマがULMを使って渡り鳥とともに飛行する場面を描いたもの。ほぼCGなしで撮影されたといい、手が届きそうなほどの距離で主人公トマと渡り鳥が空を飛ぶ様子は「鳥のように空を飛んでみたい」という誰もが一度は夢見たであろう光景を疑似体験できる。

ストーリー

クリスチャンは一風変わった気象学者で、フランス・カマルグで雁の研究をしている。超軽量飛行機を使い、渡り鳥に安全な飛行ルートを教えるという、誰もが無茶だと呆れるプロジェクトに夢中だ。そんな変わり者の父親と大自然の中で過ごすバカンスなど、オンラインゲームに 夢中な思春期の息子・トマにとっては悪夢でしかない。湿地に囲まれたWi-Fiもつながらない田舎で暇を持て余したトマは、ある出来事をきっかけにその無謀なプロジェクトに協力することに。こうして父子と渡り鳥たちの驚くべき冒険がはじまった―