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映画「グランド・ジャーニー」、渡り鳥と空から見るモン・サン・ミッシェル映像公開
2020年7月24日 10:00
環境保護活動家のクリスチャン・ムレクの実話をベースに創作された映画「グランド・ジャーニー」が7月23日より新宿バルト9ほか全国ロードショー。今回、本作のモデルとなったムレク夫妻の活動と、その思いを語る映像が公開された。
公開された映像では、ムレク夫婦の生活風景が映し出される。また夫婦が25年以上に渡り続けてきた、鳥たちと飛翔する映像を通して環境保護を訴える活動について「壊れゆく環境には焼け石に水かもしれない。それでも私たちが活動を続けるのはこれしかできないから」と思いが語られている。
また世界中で話題となった、夫婦が超軽量飛行機でガンと共に空を飛び、渡り鳥と空から見るモン・サン・ミッシェルの映像も登場している。
モデルとなったクリスチャン・ムレクは、本作でも脚本や飛行・雁担当を務めている。監督は、世界的ベストセラーを実写映画化した「ベル&セバスチャン」で映画監督として高く評価され、自身も冒険家であるニコラ・ヴァニエ。
本作の自然保護活動に対するメッセージに感銘を受け、日本国内でもWWFジャパン、日本自然保護協会、日本国際湿地保全連合、日本野鳥の会など各種団体の後援が決定している。
「グランド・ジャーニー」あらすじ
クリスチャンは一風変わった気象学者で、フランス・カマルグで雁の研究をしている。超軽量飛行機を使い、渡り鳥に安全な飛行ルートを教えるという、誰もが無茶だと呆れるプロジェクトに夢中だ。そんな変わり者の父親と大自然の中で過ごすバカンスなど、オンラインゲームに 夢中な思春期の息子・トマにとっては悪夢でしかない。湿地に囲まれたWi-Fiもつながらない田舎で暇を持て余したトマは、ある出来事をきっかけにその無謀なプロジェクトに協力することに。こうして父子と渡り鳥たちの驚くべき冒険がはじまった―