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DYNAUDIO、中核モデルが「Contour i」に進化。新開発ツイーター搭載
2020年8月13日 16:31
DYNAUDIO JAPANは、中核モデルContourシリーズを「Contour i」シリーズへとリファイン。8月下旬から発売する。価格は2ウェイ・ブックシェルフの「Contour 20i」がペア70万円、2.5ウェイのフロア型「Contour 30i」がペア110万円、3ウェイのフロア型「Contour 60i」がペア140万円、センターの「Contour 25i」が50万円。
- Contour 20i ペア70万円
2ウェイ・リアバスレフ・ブックシェルフ型
Esotar2iトゥイーター
Nome×スパイダー採用18cmMSPコーン・ウーファー18W
クロスオーバー2.2kHz、2次カーブ - Contour 30i ペア110万円
2.5ウェイ・リアバスレフ・フロア型
Esotar2iトゥイーター
Nomexスパイダー採用18cmMSPコーン・ウーファー18W×2
クロスオーバー(300Hz)/2.2kHz、2次カーブ - Contour 60i ペア140万円
3ウェイ・ダブルウーファー・リアバスレフ・フロア型
Esotar2iトゥイーター
15cmMSPコーン・ミッドレンジ、専用エンクロージャー
Nomexスパイダー採用23cmMSPコーン・ウーファー23W65×2
3層グラスファイバー・ボビン、新設計銅線ボイスコイル、強化マグネット
クロスオーバー(300Hz)/4.5kHz、2次カーブ - Contour 25i 50万円
2.5ウェイ・ダブルウーファー・リアバスレフ・センター用スピーカー
Esotar2iトゥイーター
Nomexスパイダー採用18cmMSPコーン・ウーファー18W×2
クロスオーバー(300Hz)/2.2kHz、2次カーブ
Contourは1986年に初代のモデルが開発され、2003年全面的にモデルチェンジ。2016年に再び大幅な変更を受けて現在の第3代モデルが誕生した。新たな「Contour i」は、上級機Confidenceシリーズやエントリー機Evokeの開発、巨大な測定システム・Jupiterの完成などを受けて設計を根本から見直し、最新の研究成果を余すところなく取り入れた先進的なモデルとして完成度を高めたという。
いずれのモデルにも、新開発のツイーターユニットを採用。Esotar2から大幅に改良されたEsotar2iツイーターで、Esotar3で開発されたインナードームHexisを振動板背後に装備。背圧を最適にコントロールし、レスポンスを大幅に改善した。マグネットはさらに強化されたネオジウム。エアフローとベンチレーション、放熱にも改良を加え、より低歪率で平坦なレスポンスを獲得。「その性能・音質はEsotar3に極めて近いもの」だという。
ウーファーの振動板を支持するダンパーには、新たにNomex製スパイダーを採用。Confidenceをはじめ、Special Forty、Evokeなどで一足先に使用されている新装備となる。さらにContour 60iではこれに加えて、マグネットの強化やボイスコイルの一新、グラスファイバー・ボビンの採用などでさらに感度を高めている。
Contour60iに搭載するミッドレンジは、キャビネット内に新しく設けた低共鳴室に隔離して配置。これにより、ウーファーの振動による共振を抑え、より正確な動作を可能としている。
巨大測定システムJupiterを駆使して細部にいたるまで徹底して解析した、クロスオーバーネットワークを搭載。より滑らかで高効率なレスポンスを実現している。
キャビネットは内部ブレーシングとダンピング材に改良を加え、フロント側は厚みを2倍にして強化。仕上げはブラック・ハイグロス、グレイオーク・ハイグロス、ウォールナットの3種類。木材やラッカーの材質を向上させ、高品質な外観を獲得したとする。
通常のブラック・バッフル/ダーク・ドライバーの代わりに、シルバーグレイ・バッフル/ライト・ドライバーを選択することも可能。フィートと接続端子にも特別仕様を用意している。ただし、いずれも特注価格と納期でのオプションとなる。