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光城精工、連結できるオーディオ用電源タップ「Crystal 3P」
2020年8月18日 11:15
光城精工は、コンセント数を増設できる連結機能を搭載したオーディオ用電源タップ「Crystal 3P」を8月27日より発売する。価格は21,000円。同時に発売記念キャンペーンも実施。31日23時59分までに注文すると電源ケーブル「KS-0P-2m」(通常4,000円)が無料で付属する。100セット限定のため、期間内でもなくなり次第終了となる。
ハイコストパフォーマンスなForce barシリーズのコンセプトを継承した、Crystalシリーズ初の連結電源タップ。細部に見直しをかけ、更なる音質向上を図ったモデルとする。
従来のForce barシリーズ同様に、ボディをトップカバー、ボトムシャーシ、サブシャーシの3パーツで構成。インレットからコンセントに至る全てのパーツをサブシャーシに搭載し、外装ケース(トップカバー、ボトムシャーシ)から独立(宙吊り)させることで、電源タップに影響をおよぼす外部からの不要振動を減衰するという。
トップカバーとサブシャーシの結合部には、従来チタン製スペーサを採用していたが、Crystal 3Pには超低周波から超音波領域まで減衰可能な制振合金：M2052スペーサ(非磁性体)を採用し、不要振動の減衰をより高次元なものにしたとする。
また、M.I.S.(メカニカル・アイソレーション・システム)をより効果的なものにするため、大型のコンセントプラグやインレットプラグが挿入された場合でも、外装ケースにプラグが触れないよう適切な距離感を保って各パーツをマウントしたという。
ボディ素材は、Force barシリーズに対し、トップカバーをスチールからアルミへ、ボトムシャーシ、サブシャーシはアルミからスチールに変更し、重量を約20％増加。加えて床(設置面)からの振動の影響を直接受けるボトムシャーシは、厚さも1.6mmから2.0mmに強化したほか、衝撃・振動吸収性に優れたオリジナル成形ハネナイト(内外ゴム製)をTAOC製振動吸収シートに変更。M.I.S.による振動抑制効果を向上させるとともに、セッティング時の安定感と高音質化に貢献するとしている。
電源ラインの配線素材は、表皮効果を積極的に活用した単線素材を継承しつつ、4N無酸素銅から錫メッキ1.6mmに変更。入力から出力までロスなく伝達できるようストレート配線されている。各パーツのハンダ付けにおいては特殊成分配合されたものを吟味、選別して使用しており、光城精工特選マイスターが熟練した技術で作業にあたっているという。
音質傾向は「ローエンドまで深く沈み込み伸び行く低域。躍動感に満ち大きくハートを揺さぶる中・中低域。爽快に駆け抜ける中高域から優しく滑らかに、そして艶やかに伸び消えゆく高域は、聴くもののハートを鷲掴みにする」としている。
現代のオーディオシステムにおいて一般的な構成として考えられるCDプレイヤー、プリアンプ、パワーアンプに対応した3口構成に加え、シリーズ初の連結機能を搭載。インレットと連結コンセント形状は国際規格 IEC60320に統一されており、Crystalシリーズ同士やForce barシリーズとの連結・拡張が可能。オーディオシステムに合わせた電源タップシステムが構築できる。連結部の勘合性を高める連結プレートも付属する(Force barシリーズはプレートでは固定できない)。
コンパクトなサイズのボディにアース端子も装備。内部配線のアースラインおよび外装ケースに接続されており、アナログプレーヤなどの電源ケーブルにみられる、アース線付コンセントプラグの接続先として有効に機能するという。
デザインコンセプトはCrystalのネーミングからイメージされるクリアさ、繊細さとし、Force barシリーズの武骨で堅牢なイメージだったブラック基調からシルバー基調に変更。トップカバーを白色アルマイト仕上げにすることで上質な質感に一新したとする。コンセントやインレットが覗く窓枠は、シャーシ加工過程において使用する専用抜型をオリジナルで設計・製作。従来の角窓からワンサイズアップした丸角窓に変更したことで、M.I.S.の仕組みが垣間見えるという。
インレットは3Pインレット「IEC60320 C14」×1口。コンセントは3Pコンセント「NEMA5-15R」×3口、3P連結コンセント「IEC60320 C13」×1口。推奨電源ケーブルはKS-0(メドゥーサ)、KS-0P(メドゥーサP)。単相2線アースを備える。
電圧は100V(定格125V)。容量は1,500VA。周波数は50/60Hz。外形寸法は59×233×37mm(幅×奥行き×高さ/アース端子やフットの突起含まず)。重量は約670g。入力電源ケーブルは付属しない。
