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サエク、Technics「SP-10R」専用ベース。オールステンレスで88万円

SBX-10R

サエクコマースは、Technicsブランドのフラッグシップターンテーブル「SP-10R」専用ベース「SBX-10R」を9月23日より予約受付開始する。完全受注生産品で、価格は88万円。納期まで約2カ月を要する。

1978年にサエクの振動系の思想を追求し開発したターンテーブルベース「SBX-3」の思想を受け継ぎながら、最新の技術とノウハウを融合し完成させたもので、Technics「SP-10R」の性能を更に引き出すという専用ベース。

「音の鮮明さや情報量をさらに極め、アナログレコードの音溝に刻まれた音楽信号を正確に読み取り、音楽の感動を呼び覚ます」としている。

SP-10R取付けイメージ

トーンアームの作動中はカートリッジの針先以外、瞬間瞬間において固体化しているべきというサエクの考えを具現化するために、素材選定に吟味を重ね、ステンレス(S303)の無垢材から削り出した重量級のデッキ材と、制振に優れるTAOC製の鋳鉄スパイク型インシュレーターを組み合わせている。

サエクオリジナルのダブルナイフエッジトーンアーム「WE-4700」のポテンシャルを最大限に発揮させるべく開発したアームベースを標準で付属する。アームベースは取り外しが可能で、WE-407/23も取付け可能。また手持ちのトーンアームに応じて特注可能も受け付ける。

付属のWE-4700用アームベース
筐体はオールステンレスで、表面はヘアライン仕上げ

筐体奥側にはショートタイプ用・ロングタイプ用と、左側にロングタイプ用の増設アームブラケットが取付けできる。アームブラケットは別売で、ショートタイプ(SAB-S1)は18万円で、ロングタイプ(SAB-L1)は19.5万円。

外形寸法は、540×380.5×100mm(幅×奥行き×高さ)。重量は35.8kg。なお本ベースはSP-10R専用だが、特注にてSP-10MKII、SP-10MKIIIへの取り付け加工も可能としている。