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ケンウッド、レンタカーやトラック向けドラレコ2機種

「DRV-350DT」

JVCケンウッドは、ケンウッドブランドより特定販路向けドライブレコーダー「DRV-350DC」と「DRV-350DT」の2モデルを、10月中旬に発売する。価格はオープンプライス。

レンタカー・カーリース車両管理者やトラック事業者のニーズに応えたモデル。低フレームレートで録画できる長時間録画モードを搭載し、32GBのmicro SDHCカードを使用した場合、最長で約33時間の録画ができる。車内のシガープラグを使わず、直接給電できる車載電源ケーブルも付属する。

両モデルとも、1/2.7型のCMOSセンサーを搭載し、1,920×1,080ドットのフルHD画質で録画可能。フレームレートは27.5fps/13.7fps/3.4fpsの3種類。本体には2.0型のフルカラーTFT液晶も備える。

水平122度、垂直63度、対角150度の広視野角レンズが採用されており、より広い範囲の撮影が可能。F1.8の明るいレンズで、夜間やトンネルなどの暗所性能をはじめ、総合的に画質が向上しているという。HDR機能も搭載し、白とびや黒つぶれを抑える。

録画モードは、「常時録画」「緊急イチ押し録画(手動録画)」「イベント記録」「駐車監視タイマー録画」の4種類。常時録画はエンジンのオン/オフに連動して自動で録画がスタート/ストップする。

緊急イチ押し録画は、万が一の際にすばやく録画できるよう、本体底面に備えられた大型の「緊急イチ押し録画ボタン」を押すと録画を開始するモード。このモードでは、常時録画とは違う記録フォルダにデータが保存されるため、データの呼び出しや保存がしやすいという。

イベント記録と駐車監視タイマー録画は、本体内蔵のGセンサーと連動するもの。イベント記録では突発的な衝撃や急激な速度変化などを検知すると録画を開始し、イベント記録専用フォルダにデータが保存される。

駐車監視タイマー録画は最長24時間に設定でき、駐車中に衝撃や動体を検知した場合、検知前の3秒間と検知後58秒間の計60秒間を録画する。ただし、駐車監視タイマー録画の使用には、別売りの車載電源ケーブル「CA-DR350」が必要。

対応する記録メディアは16~32GBのmicro SDHCカードでClass 10以上推奨。動画はMP4(H.264)形式、静止画はJPEGで保存される。

SDカードの断片化を未然に防止し、エラーを防ぐ独自の記録システム「SDカードメンテナンスフリー機能」を搭載。ドライブレコーダー使用時、定期的に必要だったSDカードのフォーマット作業を不要にし、録画の信頼性を高めたという。ただし、録画設定の変更時などにはフォーマットが必要になる。

「DRV-350DC」はボタン操作ロック機能やSDスロットカバーを備える

DRV-350DCのみ、管理者以外が本体設定を変更できないようにするボタン操作ロック機能を搭載するほか、車両利用者によるSDカードの抜き差しを防止するSDスロットカバーが付属する。

外形寸法は両モデル共通で60.8×33.9×58.1mm(幅×奥行き×高さ)で、ブラケット装着時の高さは最大88mm。重さはDRV-350DCが67g、DRV-350DTが66g。電源ケーブルの長さは4m。