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ファーウェイ、クアッドスピーカー搭載13型ノート。バーチャル5.1ch機も

ファーウェイが発表した13インチの「MateBook X」(左)と14インチの「MateBook 14」(右)

ファーウェイは17日、オンラインで発表会を開催。ノートPC「MateBook」シリーズから、A4サイズで重さを約1kgに抑えた13インチの「MateBook X」と、CPUにAMD製のRyzen 4000Hシリーズを搭載した「MateBook 14」を発表した。どちらも20日に発売する。サウンド面にもこだわっているのが特徴で、価格はオープンプライス。店頭予想価格はMateBook Xが154,800円前後、MateBook 14が109,800円前後。

「MateBook X」

「MateBook X」

重さ約1kg、外形寸法284×207×13.6mm(幅×奥行き×高さ)と薄型軽量なモバイルノートPC。ディスプレイはMateBookの“DNA”だという13インチLTPS液晶の「フルビューディスプレイ」を搭載する。画面占有率は約90%。

ディスプレイ解像度は3,000×2,000ドット、278ppi。最大輝度は400nit、コントラスト比1,500:1。色域はsRGB 100%。タッチ操作にも対応する。

クアッドスピーカー搭載で、映画などの視聴にも最適という。スピーカーは、左右のパームレスト部分とキーボード部分に内蔵されており、本体を通じて立体的に音が聴こえるとのこと。

タッチパッドはクリックできるエリアが全面に広がり、より安定した操作が可能に。NFCタグを内蔵し、スマートフォンをかざすだけでファイルの共有や、スマートフォンの画面、カメラの映像を共有できる。

キーボードにはポップアップ式カメラを内蔵

キーボードのF6キーとF7キーの間には、ビデオ通話などに使えるポップアップ式カメラを内蔵。ポップアップ式にしたことで、プライバシーとセキュリティを確実なものにできるといい、リモートワーク時も準備に慌てる必要がないという。

CPUに第10世代インテルCore i5-10210U(1.6GHz、最大4.2GHz)を搭載しながら、ファンレス設計を採用しており、静粛性・防塵性に優れるのも特徴。

42Whバッテリーを搭載し、動作時間はJEITA 2.0基準で約11.3時間。OSはWindows 10 Home、メモリは16GB LPDDR、GPUはインテルUHD Graphics。ストレージは512GB SSDのみ。より高速で安定した通信ができるWi-Fi 6(IEEE 802.11ax)にも対応している。

コネクター類はUSB Type-C×2、3.5mmステレオミニのイヤフォンジャック×1。本体カラーはシルバーフロスト。

「MateBook 14」

「MateBook 14」

ポータブル性と使いやすさを両立したというモデル。CPUにAMDの最新プロセッサーである「Ryzen 7 4800H」を搭載する。Fnキー+Pキーを同時押しすることでパフォーマンスを任意に切り替えることが可能で、通常時はスタンダードモードを使い、CPU負荷のかかる作業時はパフォーマンスモードを使うといった運用ができる。

独自の冷却システム「HUAWEI Shark Fin」は、ファン面積やファン枚数、ファンブレードの厚さなどが見直され、放熱量が38%向上したという。デュアルファン、デュアル放熱シャフト構造を採用。

ディスプレイは14インチのIPS液晶で、解像度は2,160×1,440ドット、185ppi。最大輝度は300nit、コントラスト比は1,500:1。内蔵スピーカーは2chだが、バーチャル5.1chサラウンド出力でサラウンドサウンドを楽しめる。「リアルな音を再現」するというひずみ補正や、再生する音源に合わせて4つのオーディオモード(コミュニケーション/映画/ミュージック/ゲーム)を選択できる機能も備えた。

MateBook Xと同じく、キーボードはバックライト付きのフルサイズ日本語仕様で、ポップアップ式カメラを内蔵する。

56Whバッテリーを搭載し、動作時間は動作時間はJEITA 2.0基準で約11.2時間。OSはWindows 10 Home 、メモリは16GB DDR4 2,664MHz。GPUはAMD Radeon。ストレージは512GB SSD。

「MateBook 14」はHDMIポートを備える

ポート構成はUSB 3.2 Gen1 Type-A×2、USB Type-C×1、HDMI×1、イヤフォンジャック×1。外形寸法は308×224×15.9(幅×奥行き×高さ)。重さは約1.49kg。本体カラーはスペースグレー。