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eイヤホン'20年売上額1位は「MOMENTUM True Wireless 2」。ゲーミング売上約14倍

酒井隆文

2020年11月17日 12:30

e☆イヤホンは、20201月1日～10月31日の売上ランキングを発表した。売上金額ランキングの1位は、ゼンハイザーの完全ワイヤレスイヤフォン「MOMENTUM True Wireless 2」、売上数量ランキングの1位は、Hi-Unitの有線イヤフォン「HSE-A1000PN」だった。また、昨年と比べるとゲーミングヘッドフォンの売上が約1,300%増だったことも明かされている。

e☆イヤホンの年間売上げランキングは、各実店舗(秋葉原店、名古屋大須店、梅田EST店、大阪日本橋本店)とWeb通販(社サイト、Amazon、楽天など)の売上を基に集計されたもの。なお、e☆イヤホンではアップル製品を取り扱っていないため、「AirPods」や「AirPods Pro」などはランキングに含まれない。

ゼンハイザーの完全ワイヤレスイヤフォン「MOMENTUM True Wireless 2」

ソニーの完全ワイヤレスイヤフォン「WF-1000XM3」

売上金額ランキングの1位は、ゼンハイザーが4月に発売した「MOMENTUM True Wireless 2」。2位はソニーの「WF-1000XM3」。3位はNoble Audioの「FALCON」で、ランキング1～3位を完全ワイヤレスイヤフォンが独占する結果に。

Hi-Unitの有線イヤフォン「HSE-A1000PN」

売上数量ランキングでは、ロックバンド「凛として時雨」のドラマーであり、ポータブルオーディオにも造詣が深いピエール中野氏が音質をチューニングしたHi-Unitの有線イヤフォン「HSE-A1000PN」が1位。以下、agの完全ワイヤレスイヤフォン「TWS03R」が2位、Razerのゲーミングヘッドフォン「Kraken」が3位だった。

ゲーミング関連の売上額1位を獲得したRazerの「Kraken」

そのほか、ワイヤレスイヤフォンの売上額1位はAfterShokzの骨伝導ワイヤレス「AEROPEX」、ゲーミング関連の売上額1～
4位はRazerの「Kraken」、「Hammerhead Duo Console」、「Thresher 7.1」、「Kraken X for Console」が占めている。

ランキング特設ページでは、有線イヤフォンや有線ヘッドフォン、音楽プレーヤー(DAP)などの売上ランキングも公開されている。

またe☆イヤホンによれば、2020年は完全ワイヤレスイヤフォンの売上が昨年比で約35%増加。イヤフォン全体の売上に占める完全ワイヤレスイヤフォンの割合も、昨年から10%多い約50%に伸びているという。

e☆イヤホンの売上のうち、50%強をイヤフォンカテゴリーが占めることから、完全ワイヤレスイヤフォンの売上は全体の約25%まで成長しているとのこと。

完全ワイヤレスイヤフォンの成長については「2015年末に同カテゴリーの製品が登場して以来、もともと右肩上がりで成長してきました。そして、製品ラインナップの拡充とコロナ禍により、その勢いが増すとともに定番アイテムとして定着した印象」という。

そのほか、今年はゲーミングヘッドフォンの売上が昨年比で約1,300%、骨伝導イヤフォンが同約920%、ワイヤレススピーカーが約240%、片耳ヘッドセットの売上が約85%増加したとのこと。これらカテゴリーの売上増は「テレワークやWeb会議の機会拡大、巣ごもり需要によるものと推察します」としている。